インタビュー
教本「ママとあかちゃんのための りとぷち」
/ リトミックとプチで「りとぷち」。/
赤ちゃんのレッスンのために作られた、音楽教育リトミックの教本
音楽教育「リトミック」を指導する先生グループ、ムジカリーナさんが「ガップリ!」で赤ちゃんのためのリトミック教本「りとぷち」を製作されました。赤ちゃんが使う本だから素材や加工などにもこだわったという冊子製作について、ご担当の松本由美子さんにお話をうかがいました。
それぞれの先生が自由に使えるような教本として作っているので、
自分たちが作り上げる絵本みたいなイメージで使ってもらっています。
この冊子はどういう本ですか。
リトミック・プチの略で「りとぷち」なんですけど。「リトミック」というのは、音楽に合わせて体を動かす中で、社会性だったり協調性だったり想像力だったり、いろんな力をつけていく音楽教育なんですね。リズム運動みたいな音楽遊びとよく勘違いされるんですけど、そういう簡単なものではなくて。レッスンの中にきちんと狙いがあって今日はこれを使ってこういう力をつけようって目的にしたものを音楽で表現するっていう感じですかね。私たちはリトミックの先生グループで、リトミックの先生やピアノの先生と一緒に小さい子のレッスンの広げ方をどうしたらいいかということを研究して、教材を作ったり配信したりしています。この本はリトミックの教本で、主に赤ちゃんのレッスンをするために作りました。
教本はどのようにして使うんですか。
この教本には毎月のお歌というのがあります。ただ、全国に先生がたくさんいらっしゃるので、地域によって季節感が違うんですね。ですので、そこは空白にして先生が自分で決めた今月のお歌を使ってレッスンしていただくような形になっています。それで歌を歌って、それに関連する動きだったり活動だったりっていうのを空いているページにやっていくんですけど。ほかにも手形アートみたいな感じで手形でその月の表現をしていくっていう方法もあって、そういったレッスン方法などもセミナーの方でお話したりしています。それぞれの先生が自由に使えるような教本として作っているので、先生やお母さんが書き込んだり、シールを貼ったりとかして、自分たちが作り上げる絵本みたいなイメージで使ってもらっています。
この本を作ろうと思ったきっかけは何ですか。
コロナの前は全国の先生たちと年に何回も研修旅行をしていたんです。みんなで集まって指導法について自分たちでいろいろ考えたものを発表して、みんなが発表したものを今度は自分たちでも取り入れてみようっていう感じでやっていたんですが、コロナになってそれが出来なくなってしまって、みなさん悩まれていたんです。それで、先生たちの中で一番困っているのが赤ちゃんのレッスンをどう展開すればいいかわからないということだったので、ちょうど私とこの本をいっしょに作った先生で赤ちゃんのクラスをずっと持っていたところから、自分たちのアイデアや行ってきた方法を一冊にまとめて、それを全国の先生に使っていただければって思ったのがきっかけですね。
とっておけるような作りにすれば、子どもの成長日記みたいな感じで
残せるかも知れないっていうところもあって本にしました。
本を作ったのは今回がはじめてだったんですか。
そうですね。お母さん方にはプリントアウトしたものをお渡ししたりはしていたんですけど、どうしてもバッグの中にずっと入っていたりだとか、破れてぐちゃぐちゃになったものが出てきたりというのを見ていたので、思い切って本にしてみようかってなって。それと、とっておけるような作りにすれば、子どもの成長日記みたいな感じで残せるかも知れないっていうところもあって本にしました。本にしてみたらお母さんより子どもたちの方が反応がよくて。全国の先生たちからも、まずレッスンに来るとこの本を出してスタンバイしてくれるんだっていう話をよく聞きます。お兄ちゃんお姉ちゃんがいる子たちなんかは自分のものがなかったり、おさがりだったりするので自分だけのものができたっていう喜びがすごく感じられますっていう声をたくさんいただいて、そこはびっくりしたところでした。
「ガップリ!」はどうして選ばれたのですか。
予算もそんなにあるわけではなかったので、インターネットで安いところを探して、サンプルをいくつか取り寄せて何社か検討しました。「ガップリ!」さんからはすぐにご連絡をいただいたんですね。はじめて本を作るので、どんなものなんだろうっていう軽い感じであちこちサンプルを取り寄せている途中で、相手から何かアクションが欲しかったわけではなかったんですが、そういうところがほかに一社もなくて。まだサンプルが全部揃う前でしたが、すぐご連絡をいただいて、たくさんアドバイスくださったのが感じがよくて、もう待たなくてもよさそうだねっていう感じになって製作をお願いしました。
教本づくりでこだわった点や大変だった点はありますか。
やっぱり赤ちゃんが手にするというところで、いろいろとこだわりました。本の角を丸くしていただいて目に刺さらないようにしたりですとか、多少濡れても大丈夫なように表紙にPP加工をしたりとか。サイズは手にとって大き過ぎずっていうのでB5にしたのと、子どもが開くのに縦だと大きいかなって思って横型にしました。あと、この方が強度が上がりますよっていうアドバイスをいただいたので見返しをはさんでいます。綴じ方もクレヨンとかでゴシゴシしたりするので開きやすいように糸かがりにしていただいて。一番はやっぱり書き込みをたくさんするので紙質にこだわりました。クレヨンを使った時に発色がいい紙とか。紙選びは印刷の点からも難しかったですね。素人なものですから紙のサンプルを見ても実際に印刷された時のイメージがつかないんですよ。製作に入ってからは印刷した時の色の出方がちょっと思っていたように出なかったページがあって何回もサンプルを作っていただいたんですけど、そこは大変でしたね。
この本があることによって赤ちゃんのクラスが開講できたり、
生徒さんが増えましたっていうご報告をいただいています。
本が完成した時の感想はいかがでしたか。また、本はどういうシーンで使われていますか。
たくさん間違えてすごくどうしようもなかったんですけど、何度も丁寧に丁寧にたくさんアドバイスいただいて、もう本当にイメージ通りに完成してすごく感動しました。本は私の赤ちゃんのクラスで使っています。あとは保育園から依頼されているレッスンがあって、ちょっとうまくいかなそうなクラスだったので、この本を持って行ってみたんです。そうしたらすごく反応がよくて、それで保育園で使っているクラスもありますね。セミナーも何回かやっていて、全国の先生方にお譲りして各地の教室で使っていただいたり、子育て支援とかそういうところでも使っていただいている先生もいらっしゃるみたいです。
教本の効果などはありましたか。
やっぱり手が出しにくい赤ちゃんのクラスで、この本があることによって赤ちゃんのクラスが開講できたり、生徒さんが増えましたっていうご報告をいただいています。たくさんお歌が入るっていうところでピアノのレッスンの副教材としてこの本を使っていただいている先生もいて、0歳だけじゃなくて2歳3歳4歳でもこの本を使っているっていうお話も聞きます。その年齢の子まで使うことは想定になかったんですけど、いろんなアイデアをお持ちの先生が展開してくれているみたいです。ですので、タイトルに「ママとあかちゃんのための」って入れないで欲しかったという声もあって。3歳くらいの子になると赤ちゃんのものをどうして私が使うのって言ってきたり、お母さんたちにもうちの子が出来ないから赤ちゃんの本なのかしらって誤解されてしまうから、ここは省いた方がいいですよとか言われて、なるほどーって思いました。
今後、作ってみたいものはありますか。
シリーズの教本、「ぷち・ぴあの」と「ぷり・ぴあの」の2冊を作るためにいまクラウドファンディングをしています。「ぷち・ぴあの」は「りとぷち」が終わってピアノに進まれる子が使う続編として作っていて、その次が「ぷり・ぴあの」ですね。ドリルもワークも作ったんですけど予算が全然足りないので、まずは「ぷち・ぴあの」の方を出せるようにがんばっているところです。ちょっと改良してワーク付きの教本にしようかとも考えているところで、ただ「ぷち・ぴあの」が出来て、「ぷり・ぴあの」が出せたらドリルも出したいなとは思っています。
「ガップリ!」をご利用いただいた感想をお聞かせください。
本当にとってもよかったです。何もわからなかったところに最初お電話をいただいた時からたくさんアドバイスをくださって、予算がないこともお話したらこうしたらもう少し安くなりますよという感じで、すごくいろいろご提案いただきました。印刷に移ってからもOKを出すまでに時間がかかったんですけど、サンプルを何度も送ってくださって本当に親身になっていただいて、とっても満足してます。次もお願いしたいと思っているので、そのためにもクラウドファンディングを何とかがんばって成功させたいなと思っています。
シリーズすべての教本が製作できることを願っています。インタビューありがとうございました。
リトミックのレッスンやセミナー情報を紹介しています。
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ガップリ!で印刷・製本した作品をご紹介「ガップリ!ギャラリー」
「ガップリ!ギャラリー」では、ガップリ!で印刷・製本したお客さまの製作事例をご紹介しています。
ギャラリーでは、作品の写真だけではなく、仕様や特徴、お客さまインタビューなども掲載しています。検索機能もあり、「製本タイプ」「サイズ」「用途」「オプション加工」「業種」から絞り込んで、素早く見たい製作事例が探せます。
「ガップリ!ではどんなことができるのか過去の作品を確認したい」「本づくりのヒントが欲しい」という方には参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
赤ちゃんのレッスンのために作られた、音楽教育リトミックの教本
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この冊子はどういう本ですか。
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教本はどのようにして使うんですか。
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この本を作ろうと思ったきっかけは何ですか。
コロナの前は全国の先生たちと年に何回も研修旅行をしていたんです。みんなで集まって指導法について自分たちでいろいろ考えたものを発表して、みんなが発表したものを今度は自分たちでも取り入れてみようっていう感じでやっていたんですが、コロナになってそれが出来なくなってしまって、みなさん悩まれていたんです。それで、先生たちの中で一番困っているのが赤ちゃんのレッスンをどう展開すればいいかわからないということだったので、ちょうど私とこの本をいっしょに作った先生で赤ちゃんのクラスをずっと持っていたところから、自分たちのアイデアや行ってきた方法を一冊にまとめて、それを全国の先生に使っていただければって思ったのがきっかけですね。
とっておけるような作りにすれば、子どもの成長日記みたいな感じで
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本を作ったのは今回がはじめてだったんですか。
そうですね。お母さん方にはプリントアウトしたものをお渡ししたりはしていたんですけど、どうしてもバッグの中にずっと入っていたりだとか、破れてぐちゃぐちゃになったものが出てきたりというのを見ていたので、思い切って本にしてみようかってなって。それと、とっておけるような作りにすれば、子どもの成長日記みたいな感じで残せるかも知れないっていうところもあって本にしました。本にしてみたらお母さんより子どもたちの方が反応がよくて。全国の先生たちからも、まずレッスンに来るとこの本を出してスタンバイしてくれるんだっていう話をよく聞きます。お兄ちゃんお姉ちゃんがいる子たちなんかは自分のものがなかったり、おさがりだったりするので自分だけのものができたっていう喜びがすごく感じられますっていう声をたくさんいただいて、そこはびっくりしたところでした。
「ガップリ!」はどうして選ばれたのですか。
予算もそんなにあるわけではなかったので、インターネットで安いところを探して、サンプルをいくつか取り寄せて何社か検討しました。「ガップリ!」さんからはすぐにご連絡をいただいたんですね。はじめて本を作るので、どんなものなんだろうっていう軽い感じであちこちサンプルを取り寄せている途中で、相手から何かアクションが欲しかったわけではなかったんですが、そういうところがほかに一社もなくて。まだサンプルが全部揃う前でしたが、すぐご連絡をいただいて、たくさんアドバイスくださったのが感じがよくて、もう待たなくてもよさそうだねっていう感じになって製作をお願いしました。
教本づくりでこだわった点や大変だった点はありますか。
やっぱり赤ちゃんが手にするというところで、いろいろとこだわりました。本の角を丸くしていただいて目に刺さらないようにしたりですとか、多少濡れても大丈夫なように表紙にPP加工をしたりとか。サイズは手にとって大き過ぎずっていうのでB5にしたのと、子どもが開くのに縦だと大きいかなって思って横型にしました。あと、この方が強度が上がりますよっていうアドバイスをいただいたので見返しをはさんでいます。綴じ方もクレヨンとかでゴシゴシしたりするので開きやすいように糸かがりにしていただいて。一番はやっぱり書き込みをたくさんするので紙質にこだわりました。クレヨンを使った時に発色がいい紙とか。紙選びは印刷の点からも難しかったですね。素人なものですから紙のサンプルを見ても実際に印刷された時のイメージがつかないんですよ。製作に入ってからは印刷した時の色の出方がちょっと思っていたように出なかったページがあって何回もサンプルを作っていただいたんですけど、そこは大変でしたね。
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生徒さんが増えましたっていうご報告をいただいています。
本が完成した時の感想はいかがでしたか。また、本はどういうシーンで使われていますか。
たくさん間違えてすごくどうしようもなかったんですけど、何度も丁寧に丁寧にたくさんアドバイスいただいて、もう本当にイメージ通りに完成してすごく感動しました。本は私の赤ちゃんのクラスで使っています。あとは保育園から依頼されているレッスンがあって、ちょっとうまくいかなそうなクラスだったので、この本を持って行ってみたんです。そうしたらすごく反応がよくて、それで保育園で使っているクラスもありますね。セミナーも何回かやっていて、全国の先生方にお譲りして各地の教室で使っていただいたり、子育て支援とかそういうところでも使っていただいている先生もいらっしゃるみたいです。
教本の効果などはありましたか。
やっぱり手が出しにくい赤ちゃんのクラスで、この本があることによって赤ちゃんのクラスが開講できたり、生徒さんが増えましたっていうご報告をいただいています。たくさんお歌が入るっていうところでピアノのレッスンの副教材としてこの本を使っていただいている先生もいて、0歳だけじゃなくて2歳3歳4歳でもこの本を使っているっていうお話も聞きます。その年齢の子まで使うことは想定になかったんですけど、いろんなアイデアをお持ちの先生が展開してくれているみたいです。ですので、タイトルに「ママとあかちゃんのための」って入れないで欲しかったという声もあって。3歳くらいの子になると赤ちゃんのものをどうして私が使うのって言ってきたり、お母さんたちにもうちの子が出来ないから赤ちゃんの本なのかしらって誤解されてしまうから、ここは省いた方がいいですよとか言われて、なるほどーって思いました。
今後、作ってみたいものはありますか。
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「ガップリ!」をご利用いただいた感想をお聞かせください。
本当にとってもよかったです。何もわからなかったところに最初お電話をいただいた時からたくさんアドバイスをくださって、予算がないこともお話したらこうしたらもう少し安くなりますよという感じで、すごくいろいろご提案いただきました。印刷に移ってからもOKを出すまでに時間がかかったんですけど、サンプルを何度も送ってくださって本当に親身になっていただいて、とっても満足してます。次もお願いしたいと思っているので、そのためにもクラウドファンディングを何とかがんばって成功させたいなと思っています。
シリーズすべての教本が製作できることを願っています。インタビューありがとうございました。
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