詩集・歌集・句集印刷

思いのままに綴った詩や、趣味で詠んだ短歌や俳句。その中の会心作を集めて、詩集・歌集・句集を刊行してみませんか?
ガップリ!は「句集は趣のある表紙にしたい」「イラストを入れた詩集を作りたい」といった、さまざまな“こだわり”に幅広く柔軟に対応します。全体のイメージが明確でなくても、スタッフといっしょに仕様を決めていくこともできますので、はじめて本づくりに取り組む方も安心です。

詩や短歌、俳句は、言葉を使ったアート作品です。だからこそ、本の装丁にこだわりましょう。
ガップリ!では、ハードカバーの表紙やブックカバーを掛けた歌集や句集が人気です。しかし、表紙を立派にするだけでなく、細部までていねいに作り込むことで、全体にバランスの取れた素晴らしい作品を完成させることができます。
ここでは、ガップリ!で選べる装丁の仕様と、本文のデザインに役立つ情報をご紹介します。
ガップリ!オススメのこだわりのポイント
デザイン

表紙デザインは本の内容をイメージさせる重要な役割を果たします。そのため、多くの方が力を入れてデザインします。
ガップリ!は、表紙素材の選択肢が多く、装飾的なオプション加工も提供しており、幅広いデザインが楽しめます。ガップリ!のギャラリーでは、さまざまな作品のデザイン例をご覧いただけるので、ぜひ参考にしてください。
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タイトルや絵柄を箔押し加工することで、シンプルながらも華やかさや高級感が加わり、存在感のあるデザインを実現します。
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絵やイラストは、作品のイメージを自由に表現できる点が大きなメリットです。個性的なデザインは読者の目を引き、印象に残りやすくなります。
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詩や短歌、俳句の生まれた情景が浮かんでくるような写真を用いて、読者に作品の世界観や雰囲気を視覚的に伝えることができます。

言葉の芸術作品である詩歌は、見せ方も非常に重要です。作品集の表紙がどんなに美しくても、本文のデザインがよくないと、渾身の作品が台無しになってしまいます。ですから、本文のデザインにもっと注力し、1ページに掲載する作品数やフォントの種類、文字の大きさなど、ページの設計を入念に検討してから作品集を作りましょう。ここでは、デザイン要素の一例をご紹介します。
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フォントは、縦書きの歌集や句集には明朝体、毛筆書体が、横書きの詩集などにはゴシック体が使われたりしますが、大切なのは作品の世界観に合わせて選ぶことです。いくつか代表的なフォントの特徴をご紹介しましょう。
明朝体
上品フォーマル大人っぽい
横線が縦線より細く、「はね」や「はらい」、「とめ」のような三角形の装飾(うろこ)があります。
ゴシック体
カジュアル現代的シンプル
線の幅が均一で文字がハッキリしており、読みやすく現代的な印象を与えます。
毛筆書体
古典的和風伝統的
筆で手書きしたような印象を持ち、短歌や俳句の雰囲気を感じさせるフォントです。
【番外編】デザイン書体
上記の明朝体・ゴシック体・筆書体とは異なるデザイン書体は、個性的で多種多様なフォントが特徴です。本文に用いるにはあまり向いていないフォントでもあるため、表紙のタイトルや扉、見出しなどの目立つ位置にアクセントとして活用するのがおすすめです。
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文字サイズや太さは読みやすさに大きく影響します。小さい文字は読みにくく、大きい文字はインパクトがありますが、折り返しが多いと読みづらくなります。細い文字は一般的に視認性が低く、かすれることがあります。一方、太い文字は視認性が高いものの、つぶれて読みづらくなることもあります。読者の年齢層も考慮して、適切なバランスを見つけることが重要です。
B6判・10.5pt
10.5ポイントは、約3.7mmです。やや小さな文字で、作品をコンパクトに見せることができます。
B6判・12pt
12ポイントは、約4.23mmです。視認性と可読性のバランスのよい文字サイズです。
B6判・14pt
14ポイントは、約4.94mmです。視認性が高い、少し大きめの文字サイズです。
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適切な余白を設定することで、紙面の印象や読みやすさが向上します。また、行間を広くすると余白が狭くなり、逆に行間を狭くすると余白が広くなるため、バランスを考慮して調整しましょう。
余白大きめ
余白が広いと洗練された印象を与えます。ただし、広すぎるとページがさみしく見えることがあるため、バランスに注意しましょう。
余白標準
標準的な余白は、文字がページの端に近すぎず、紙面に安定感があります。そのため、読者も快適に読むことができます。
余白小さめ
余白が狭いと紙面が窮屈に見えます。くるみ製本では、ページを開いた際に中心部分が読みにくくなる可能性があります。
ケース・カバー
ブックケースやブックカバーは、本の保護や装飾に役立ちます。完成した大切な作品を「長くきれいに保管したい」「もっと華やかに演出したい」という方にオススメのオプションです。
製本方法
ガップリ!では、文芸書でとくに人気のある上製本やくるみ製本をはじめ、さまざまな製本方法に対応しています。製本方法は本の仕上がりや耐久性にも大きく影響しますので、お客さまの好みや予算に合わせて最適な製本方法をお選びください。
パーツカラー
本づくりは一生に一度の経験になることもあります。だからこそ、細部にまでこだわり、後悔のない作品に仕上げましょう。とくに細かい部分は制作者のセンスが光る場所です。ガップリ!では、選べるオプションが豊富に揃っており、上製本には専用のパーツもご用意しています。お気に入りのパーツとカラーを見つけて、こだわり抜いた作品を作りましょう。
表紙の素材
上製本で作品を作る場合は、表紙の素材を選ぶことができます。種類は4種類あり、いずれも箔押し加工に対応しているため、一層格調高く仕上げることも可能です。本の顔ともいえる表紙は、素材選びにこだわって、作品の個性や魅力を最大限に表現しましょう。
- 印刷用紙
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印刷用紙には発色のよいコート紙が使用され、表面にPP加工が施されます。また、表情のある用紙を使いたい方には、ファンシーペーパーを集めたセレクト用紙もご用意しています。
- 布クロス
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上品で手触りがよく、専門書や文芸書などによく用いられます。ガップリ!には、細布、シルキー、麻布の3種類があり、細布は5色、シルキーは4色から選択できます。
- 布クロスの選べるカラー
- レザークロス
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天然皮革の質感と見た目を再現し、耐水性と耐久性に優れたレザークロスを4色ご用意しました。滑らかな表面が特徴で、箔押し加工された文字やロゴが鮮明に際立ちます。
- レザークロスの選べるカラー
- ビニールクロス
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ビニール製のシートに織物柄をプリントした素材で、布クロスのような見た目を持ちながらも、水や汚れに強く、扱いやすいのが特徴です。カラーは3色からお選びいただけます。
- ビニールクロスの選べるカラー
紙質
詩集・歌集・句集においては、情緒的な表現に合う本文用紙を選ぶことで、作品の世界観が一層引き立ちます。ここでは、ガップリ!で選べる本文用紙の一部をご紹介します。実際の質感を確認したい方には、無料の用紙見本帳もご用意しておりますので、ぜひお取り寄せください。
b7バルキー
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スッキリとした白さと柔らかな質感が特徴です。軽く、厚みがあるため、ページがめくりやすい点も魅力です。
淡クリームキンマリ
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うすいクリーム色で、文字との明度差が少なく、目に優しい書籍用紙です。質感はサラサラしており、ページをスムーズにめくることができます。
アラモード
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紙の自然な風合いや手触りを楽しめます。印刷再現性が高いため、写真を用いた詩集や挿絵入りの歌集、句集などでとくに好まれます。