インタビューページ『魔女のレストラン』|上製本(ハードカバー仕上げ)のオリジナル絵本が50冊からつくれる

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オリジナル絵本 インタビュー
『魔女のレストラン』

株式会社グラフィッコ様製作のオリジナル絵本『魔女のレストラン』

/ 「この料理のおいしさの秘密は何なの?」 /
食の大切さを子どもたちに伝えるために作られた絵本。

魔法の粉でおいしい料理を作る魔女を、主人公の「ゴンガリくん」が連れ出して、田舎の畑でおいしい野菜を作っている「ヨコじい」に引き合わせます。本当においしいものは何かを考えさせるお話で、巻末には絵本に出てくるシンプルなニンジン料理のレシピも載っています。この絵本のストーリーと絵を担当された株式会社グラフィッコの代表取締役である高橋知子さんに、絵本のテーマやオリジナルキャラクター「ゴンガリくん」の誕生秘話など、いろいろなお話をうかがいました。

無農薬野菜で「大切さ」を子どもたちってもらおう
という目的で、無添加・無農薬こだわった地元レストランコラボしてりました。

「グラフィッコ」という会社は、どのような業務をされているのでしょうか。

「グラフィッコ」はデザイン事務所で、ホームページのデザイン、グラフィックデザイン、キャラクターのデザインをメインで行っています。そのほかに、デザインスクール、レンタルギャラリーの運営、オリジナルブランドの運営もしております。

絵本『魔女のレストラン』を作ろうと思ったきっかけや目的はどんなことでしたか。

絵本と「地球の応援隊長ゴンガリくん」のぬいぐるみ

▲絵本と「地球の応援隊長ゴンガリくん」のぬいぐるみ

絵本に登場する「ゴンガリくん」は、私たちが運営しているオリジナルブランドのキャラクターです。「地域の応援隊長ゴンガリくん」といって、地域の応援をするのが役目のひとつで、誰かと何かを一緒にやりましょうというプロジェクトを行っているのですが、そのなかに「コラボ絵本」の活動があります。このコラボ企画では、過去に2つの作品を作っていて、『魔女のレストラン』が3作目になります。今回は、無農薬の野菜で「食の大切さ」を子どもたちに知ってもらおうという目的で、無添加・無農薬にこだわった地元のレストランとコラボして作りました。

「ゴンガリくん」は、どのような理由で生まれたキャラクターなのでしょうか。

ずいぶん前のことですが、グラフィックを生かしたデザインで子どものレッスンバックを作って、ネットショップで販売しようという企画を立てました。その時、子ども向けの商品なので、何か「案内役」みたいな、かわいいキャラクターがいたらいいなと思って作ったのが「ゴンガリくん」です。「ゴンガリくん」は、当初から設定を「絵本の世界の中にいるような子で、地球にやって来た宇宙人の子ども」にしていたので、まさに絵本のキャラクターにはぴったりでした。ただ、「ゴンガリくん」の絵本を作っても読む方にはわからないでしょう。だから、誰かを応援するような役目を与えて、活躍させた方がいいかなと考えて、「コラボ絵本」というふうにしているんです。

「コラボ絵本」で過去に作られた作品は、どのようなものだったのですか。

1作目は地元の大学生とコラボしました。地域貢献のために絵本を作ろうという話になり、この地域で有名な「東山動植物園」と「覚王山祭り」をテーマに、学生さんがお話を考えて、私が絵を描きました。2作目は、それを見た広告代理店の方からお話があり、広告代理店さんを交えて、また地元の大学とお味噌のよさを子どもたちに伝えるという絵本を作りました。絵本は子どもたちに読み聞かせができたり、ずっと残るものであったり、というところがいいなと思っています。

ダメなことだけえても、子どもなかなか聞いてくれません。
でも、べてみておいしかったら興味ってくれるとうんです。

この絵本は企画が地元のレストランで、絵やお話はグラフィッコさんで作られたとのことですが、どのようなことに注意して作られたのでしょうか。

『魔女のレストラン』の話の内容に関しては一任されていたので、ストーリーも絵もこちらで担当しました。このストーリーを通して、子どもたちに食の大切さを伝えたかったのですが、ダメなことだけを教えても、子どもはなかなか聞いてくれません。でも、食べてみておいしかったら、興味を持ってくれると思うんです。ですから、ストーリーに出てくる「魔法の粉」とは添加物のことなのですが、「そういうのもおいしいけど、こっちのほうがおいしいよ」と伝えて、「おいしさの秘密って何だろう?」と考えるような流れにして、「本当のおいしさ」がわかってもらえるような構成にしました。

「魔法の粉」を混ぜる魔女と「ゴンガリくん」

▲「魔法の粉」を混ぜる魔女と「ゴンガリくん」

絵本の最後にストーリーに出てきた「ニンジンのロースト」のレシピが掲載されています。これにはご家庭でも作ってもらいたいという意図があったのでしょうか。

はい、そうなんです。読み聞かせが終わったあとに、親子で一緒に作ってくれるといいなと思います。このレシピは地元のレストランが考えてくれたものです。無農薬のニンジンは、普通のニンジンとはまったく味が違うということで、素材はニンジンになりました。そして、素材を生かした料理として、簡単に作れて、素材によってすごく味の差が出るニンジンのローストが選ばれたんです。

背景などの描写で点線がとても印象的でしたが、絵本づくりでこだわった点はありますか。

点線による描写は、刺しゅうのタッチを取り入れたものです。弊社ではバッグを作ってネットショップで販売しているのですが、そのバッグに刺しゅうやビーズを使っているんです。その刺しゅうのタッチがうちの作品らしいかなと思ったので、それを意識しました。ほかに絵でこだわったのは、畑ですね。子どもたちに興味を持ってもらうために、畑がきれいに、かわいく見えるといいなと思って描きました。あと、主要キャラクターとして魔女が登場しますが、魔女だからといって根っからの悪者にはしないようにしました。

刺しゅうのようなデザインで表現されたかわいらしいイラスト

▲刺しゅうのようなデザインで表現されたかわいらしいイラスト

それでは、絵本づくりで、ここは難しかったという点はありますか。

色の調整が難しかったですね。1回目のサンプルでは、色が少しくすんで全体的にブルー寄りになってしまいました。登場人物の顔色が悪くて「どうしよう!」と思いましたが、そのあと、2回ぐらい修正させてもらったら、自分のイメージどおりになりました。ほかの印刷会社さんで校正し直すと、けっこうな金額になりますが、「ガップリ!の絵本」さんでは、わりと安く修正していただけたのでよかったです。ただ、このために納期が延びてしまったので、最初からもう少し期間を長くとっておけばよかったなと思いました。

仕上がりきちんとしていて、料金えられたので、とても満足しています。
印刷用紙画用紙風素材べたことで、とても雰囲気くなり、そこもよかったですね。

絵本を製作するにあたり、「ガップリ!の絵本」を選んだ決め手となったのは、どんなことでしょうか。

以前、絵本を作った時は、ほかの印刷会社さんに頼んだのですが、こちらの希望する少部数では受けていただけませんでした。なので、印刷部数が多くなり、高額になってしまったのです。それで、『魔女のレストラン』を作る時に、少部数でも印刷してくれるところをインターネットで探して、「ガップリ!の絵本」さんをみつけました。「ガップリ!の絵本」さんは料金がわかりやすかったですし、見積もりもすぐ出ます。しかも絵本づくりの実績も豊富だったので、それで選びました。

「ガップリ!の絵本」では少部数で高品質なハードカバー絵本が可能

▲「ガップリ!の絵本」では少部数で高品質なハードカバー絵本が可能

絵本が完成した感想はいかがですか。また、絵本はどのように活用されていますか。

仕上がりがきちんとしていて、料金も抑えられたので、とても満足しています。印刷用紙も画用紙風の素材が選べたことで、とても雰囲気が良くなり、そこもよかったですね。

この絵本はクラウドファンディングで製作資金を集めたので、その支援者の皆さんにお返しとしてお贈りしました。あとはインターネットやギャラリーでも販売しています。それと、子ども食堂などで活動している知り合いの方が、絵本を紙芝居に作り変えてくれて、いろいろなところで読んでくださっているようです。

製作した絵本は実店舗での販売用や紙芝居として活用

▲製作した絵本は実店舗での販売用や紙芝居として活用

絵本を読んだ方からの反響はいかがでしょうか。

「スラスラ読みやすくてよかった」「あまり見ない色合いでよかった」とか、内容については「『おいしいのヒミツ』というふうに話を持っていったのがよかった」「『おいしいって何だろう?』っていうことを考えさせることがよかった」というようなお声をいただきました。

今後も、コラボ企画で絵本を作る予定はあるのでしょうか。

いま動いている企画はありませんが、今後も、今回のようにコラボで絵本などを作っていきたいなと思っていて、いろいろな方にお声をかけさせていただいております。

「ニンジンのロースト」は、絵本からでもおいしさが伝わってきますね。
これからも、いろいろなところとコラボして、面白い作品を作っていってください。お話、ありがとうございました。

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