インタビューページ『GARO』|オリジナルカードブックが50冊からつくれる

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オリジナルカードブック インタビュー
『GARO』

クニプ―様製作のオリジナルカードブック『GARO』

/ 1枚ずつ切り離せる「タバネッタ!」の特性を生かして、 /
壁に飾れる絵本を製作。

カードブック「タバネッタ!」で、一枚ずつ切り離して飾れる絵本『GARO』を製作されたクニプ―さんにインタビュー。もともとポストカードが好きで、ポストカードのような絵本を作りたかったというクニプ―さんの、タバネッタ!での絵本づくりについてうかがいました。

ポストカードのような絵本作りたいという構想からあったんですけど、
まさか作ってくれるようなところなんてないだろうなって。

この絵本を作ろうと思ったきっかけは何ですか。

オリジナルカードブックの表紙

▲表紙に登場するメインキャラの「ガロ」

最初は大学の課題だったんです。「コミュニケーションキャラクター」といって、制作したキャラクターが社会に出ることでどのような影響を及ぼすかというような研究で。その時に描いたポストカードが大変好評でして、これを絵本にして欲しいっていう声がいっぱい出たんですね。それで、イラストでこれだけストーリーや楽しさが伝わるんだったら、文字に起こしてちゃんとした物語にして絵本を描いたらもっと面白くなるんじゃないかって。その時に手応えを感じて絵本を作ってみようかなって思いました。

どうして「タバネッタ!」で絵本を作ろうと思ったのですか。

ポストカードのような絵本を作りたいという構想は昔からあったんですけど、まさか作ってくれるようなところなんてないだろうなっていう気持ちがあって。はじめは普通の絵本を作る予定で印刷会社を探べたんです。そうしたら、真っ先に「ガップリ!」さんが出てきて、そこで相談にうかがって絵本のサンプルとかを見せていただいていた時に、まだ新しく出来たばかりだった「タバネッタ!」の存在を知ったんですね。タバネッタ!のサンプルを手に取った時に、なんて言ったらいいんだろうな、頭の中で構想が固まっていって「あ、これだ!」と思って、タバネッタ!で絵本を作ることが本当にその場で決まったという感じでした、イメージの起爆剤になりましたね。

ポストカードがお好きだったんですか。

ポストカードを集めるのを趣味としていて、絵の勉強も兼ねて中学生のころから美術館の特別展示はもちろんなんですけど、大学に入ってからはギャラリーで開かれている個展を回っては、閲覧したあとに必ずといっていいほど、予算が許す限り購入していました。ポストカードって不思議な力があって、個展や展示会の世界観とか、それを見た時に感じたこととか、その思い出とかっていうのを、形として小さく手元に残すことで感じた時の思い出が風化しないで、つい昨日のことのように思い出すことができるんですね。タバネッタ!を見た時は「これだ!」って本当に直感だったんですけど、いま思い返してみると、こういうポストカードの魅力を知っていての思い付きだったのかなって思いますね。

めくる楽しさ読む楽しさといった絵本が本来持つ魅力プラス
飾れる絵本というわけですから、飾ってもすごく楽しいようにいろいろ工夫しました。

絵本を作るにあたって、絵本の研究などはされましたか。

オリジナルカードブックの本文クローズアップ

▲モノクロの線で描かれた緻密な絵

絵本を作るに至るまでは、絵本を読んだっていうのが本当にもう幼少期くらいまでで。これまでは、モノクロと線が作りだすような初歩的な表現をしているペン画のポストカードばかり見ていたんですね。ただ、高校生のころに絵本のようなものを作ろうっていう企画があって、また少しずつ絵本を読みはじめるようにはなっていました。その時に度肝を抜かれたのが『怪談えほんシリーズ』の『悪い本』という作品で、読んでいく中で「なんだこれは!」って。当時はまだ、絵本って子どもが読む本だよなっていう意識があったのですが、このシリーズやレイモンド・ブリッグズさんが描いた『風が吹くとき』とか見ても、絵本っていう媒体の中でもこれだけ種類があるんだと。それが絵本に興味を持った最初のきっかけで、大学生になって絵本を作りはじめてから、ますます読むようになりました。今回は物語の流れでちょっと納得がいってない部分もあって、物語に関しては勉強しないとなと思いました。

この絵本のテーマは何ですか。

オリジナルカードブックの本文クローズアップ

タバネッタ!で絵本を作ってから、また進化しまして「ガロとマインドウッドシリーズ」というのでシリーズの絵本を作っていってるんですけど、一貫して“迷い込む”が一つのテーマになっています。不思議な場所に迷い込むことで、その迷い込んだ人がもともと抱えていた問題とか疑問とかの見方が変わって、そういったものを解決できたらなというコンセプトで制作していて、ガロはそのちょっと複雑で曖昧な世界「マインドウッド」のことを説明したり、迷い込んだ人を導くような、いわゆる案内人というキャラクターです。

この作品でこだわった点はどこですか。

切り離したカードを写真立てに入れて飾っている様子

▲一枚で完成した絵なので、切り離して飾ることも可能

めくる楽しさや読む楽しさといった絵本が本来持つ魅力プラス、飾れる絵本というわけですから、飾ってもすごく楽しいようにいろいろと工夫しました。絵に関しては飽きないように、もう動きある元気いっぱいの構図っていうのを意識しました、ちょっとワクワクするような。あとは、例えば壁でもデスクでも、どこに飾っても違和感がないように、いろいろと構図は意識しましたね。それと、統一感が出るように、ペン画の味でもある線の細かい流れとか、密度とか配置っていうのに特別気を使いました。

女の子の発する言葉が形で表現されていますが、それはなぜですか。

いろいろとインスピレーションを受けてこういう形になったというのはあるんですが。漫画で見るような吹き出しっていうのもそうなんですけど、あとは「言霊」っていう言葉があるように、言葉が自立して動いてみたらそれはそれで結構楽しいし。その意思を持って女の子から独立したような状態っていうのを表現したくて、このような形にしてみました。

一番助かったのは料金シミュレーションで、
これは、本当に初心者作る人気持ちよく考えてくださっているなって。

タバネッタ!が完成した時の感想をお聞かせください。

展示会で壁に飾られた絵

▲展示会で壁に飾られた絵

自分がこの絵本のテーマとしてあげた「飾れる絵本」のコンセプト通りの仕上りで、すごく飛び上がるくらいうれしかったのを覚えています。「うおー、できた!これこれ」って。結局、1冊全部のページをちぎって額縁に入れて、壁に順を追って飾ってみたり、バラバラに飾ってみたりしています。絵の裏に文章があるので、普通に飾ると文字が見えなくなるんですけど、読み取る人の分だけ物語の数ができるようになるっていうのは、作って飾ることで改めて知ったという部分です。

この絵本は、どのように活用されていますか。また、評判はいかがですか。

展示会の様子

▲展示会の様子

家族に渡したりとか、あとはデザイナーとして働いている話や気の合う親戚のおばさんにも渡しました。おばさんには小さい息子がいて、絵本をいっしょに読んで飾ってみたそうなんですが、すごくよろこんでたよって、面白いって言っていたっていうのを聞いた時はうれしかったですね。大学では教授はもちろんなんですけど、仲間内でも見せたり、学生がよく通る学生課にも1冊置いてみたんです。それで、学生課に用があって行った時に「この作品だけど、結構面白いってみんな言ってたよ」って言われて、余分に渡したら1枚壁に飾ってくれました。仲間内では個展で配ってみたらって強く勧められたんですが、一番多かったのがほかにもっとないのっていう感想で、この結果は大きな自信につながりましたね。

今後、作ってみたい作品などはありますか。

また飾れる絵本を別の作品として出せたらっていうのはもちろんあるんですが、この作品くらい小さいサイズの例えばA6の絵本とか、あとは普通の大きいB4サイズの絵本とか、そういうものが作れたらいいなというのは考えています。実はこのプロットタイプの実験的な絵本を作ったあとに、卒業展示に出すための絵本を自分で一から作ってみたんですよ。A6サイズのハードカバーの絵本で、全部手作りでやってみたんですけど、やっぱ印刷の方は自分でやるには限界があるなっていうのはつくづく感じました。

タバネッタ!のサービスをご利用いただいた感想はいかがですか。

最初「ガップリ!」さんのホームページを見ていても、扱っている絵本の形態や作るまでの工程っていうのが丁寧に説明されていて、わかりやすかったです。また、一番助かったのは料金シミュレーションで、ここからここまでやるとどれくらいの料金がかかるという具体的な見積りが、入力するとあっという間に出てくる。これは、本当に初心者で作る人の気持ちをよく考えてくださっているなって思いました。作品に関しては、飾れる絵本として概ね予想通りに出来ましたし、カードとしてもいい出来だったので、今後、ポストカードとかカードの冊子としても利用してみようかなというところではあります。

ありがとうございます。絵本やポストカードなど、これからの作品も楽しみですね。

タバネッタ!ギャラリー

お客さまが製作したカードブックを一部ご紹介しています。

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