オリジナル絵本 インタビュー
『プリンセスすみれプリンセスさらとくろいまじょ』

/ 孫娘を想って作ったストーリーと、 /
“可愛い”があふれる絵から生まれた、楽しい童話絵本
パステル調の可愛らしいイラストで描かれた童話の絵本。片山ゆかりさんが孫娘に即興で語ったお話がとても好評だったため、イラストレーターのうえはらよしこさんに作画を依頼して絵本として制作されました。お二人とも絵本づくりははじめてで、わからないことに戸惑いながらも、丁寧に作業を重ね、素敵なハードカバーの絵本が完成します。思いつきのお話から始まった絵本づくりや、うえはらさんのイラストへのこだわり、そして片山さんの絵本に込めた思いなどさまざまなお話をお聞きしました。
インタビューにお答えいただいた方
- 片山ゆかりさん=絵本の作者
- うえはらよしこさん=絵本の作画と制作担当
孫娘たちの面白い行動やおしゃべりをもとに、
二人を主人公にしたプリンセスのお話を、
その場で思いつくままに語り始めたんです。
片山さんは、どんなきっかけで、この絵本を作ろうと思われたのですか?
片山さん:週末になると、孫娘たちがよく泊まりに来るんです。私は寝かしつけ担当で、いつも絵本を読み聞かせているのですが、3冊目、4冊目になると、腕が疲れてしまって(笑)。それでもなかなか寝ないので、絵本を読むのをやめて、孫娘たちの面白い行動やおしゃべりをもとに、二人を主人公にしたプリンセスのお話を、その場で思いつくままに語り始めたんです。それが、今回の絵本を作るきっかけになりました。
即興でお話をつくられたんですか! お孫さんたちの反応はどうでしたか?
片山さん:その夜は話を聞いてもなかなか眠らず、結局、何度も何度も話をさせられました。孫娘たちはその話をとても気に入ったようで、翌朝には「今日の夜もまた聞きたい」と言い出したんです。そこで、コピー用紙を折りたたんでつたないイラストとセリフを書き込んだ冊子を作り、自分たちで読めるようにしたんですね。そのような冊子を2話、3話と作ると、二人で取り合うようにして熱心に読んでいました。それを見て、「こんなに喜んでくれるならちゃんとした絵本にしてみたいな」と思うようになったんです。
▲絵本づくりのはじまりとなった、片山さん手づくりの冊子
それで本格的に絵本を作り始めたということですか?
片山さん:そうですね。最初は自分でもiPadを使って作れるかと思ったんですが、まったく歯が立たず、これは無理だなと思って一度はあきらめかけたんです。ですが、そのときうえはらさんのことを思い出しました。私はうえはらさんのお母さんとお友だちで、うえはらさんが美大を出てイラストなどを描かれているのを知っていたんです。そこで、お母さんを通じてうえはらさんのところにご相談にうかがい、例のつたない冊子をお見せして「これを絵本にしたいんですけど……」とお願いしました。そうしたら、快くお引き受けいただいて、もう丸投げ状態でお願いすることになったんです。
絵本にするにあたって、テーマは決めましたか?
片山さん:その場で思いついたお話なので、深いところまでは考えませんでした。ただ、テーマと言われると「プリンセスって必ずしも良い子ばかりじゃない」というところでしょうか。このお話のプリンセスは、魔女に対しても怖がることのない現代っ子のプリンセスです。この先のお話では、ますます自由でプリンセスっぽくない一面も出てくると思います。
うえはらさんは、絵やイラストの方面では、どのような活動をされていらっしゃるんですか?
うえはらさん:もともと絵を描くのが好きで、描いた作品をインスタグラムなどに投稿しています。コロナ禍には“アマビエ”の絵を描いたのですが、片山さんがずっと携帯の待ち受け画面に使ってくださっていて、そうした交流が今回の絵本の絵を担当するきっかけになったのかなと思います。
片山さん:LINEのスタンプも作っていらっしゃいましたよね。それも本当に優しい色合いで可愛らしくて、そんな雰囲気で絵本のイラストを描いていただけたらと思っていました。
うえはらさんは片山さんから絵本のお話を聞いたとき、どう思われましたか?
うえはらさん:片山さんが作った冊子は、子どもたちが絵にきれいな色をつけていて、そのまま絵本にしてもいいのではないかと思うほど完成度が高かったんです。ですから、それを変えないほうが、ご家族の思い出になるのではないかと思い、「私がやってもいいのかな?」という葛藤がありました。ただ、片山さんが私の絵をとても気に入ってくださっていたので、それなら描いてみようと思いました。片山さんの絵では、プリンセスたちの表情が生き生きと可愛らしく描かれていて、そのニュアンスを変えずに表現するにはどうしたらよいかと何度も考え、悩みながら描きました。
二人のプリンセスは、やはりお孫さんに似せていらっしゃるんですか?
うえはらさん:実は、今回の絵本はお孫さんたちに一度も会わないまま作ってしまったんです。なので片山さんの冊子の絵からインスピレーションを得て、キャラクターを作り上げました。当初は、ご家族に気に入っていただけるか心配でしたが、お孫さんのご両親が私の絵を見てとても喜んでくださったので、これでよかったのかなとホッとしました。現在制作途中の第2話のプリンセスの絵も見ていただいたのですが、「特徴をつかんでいる」と言ってほめてくださいました。
片山さん:本人たちを何倍も可愛く描いてくださって、嬉しいですね(笑)。
▲絵本の世界から飛び出したキャラクターが、可愛いカードに!
片山さんのお孫さんくらいの女の子が好みそうな雰囲気はわかるので、
これまで自分の中に蓄積してきた可愛いものの記憶から
引き出して描きました。
お二人でどのように制作を進めていかれたのでしょうか?
片山さん:うえはらさんに絵本制作をお願いしてからは、もう全面的にお任せしていました。私が冊子を作った段階では、言葉や服装などをあまり考えずに描いていたので、「プリンセス」と「王女」が混在している箇所は「プリンセスに統一しましょう」といったご提案をいただいたり、「この年代の衣装のほうが可愛いですよ」とアドバイスをもらったりして、そのあたりは相談しながら修正しました。その後のイラストや絵本制作の段階では、本当にうえはらさんにお任せしてしまい、私はただ完成を楽しみに待つだけでした(笑)。
うえはらさん:でも、丸投げというわけではなく、片山さんは最初に絵本を2冊持ってきてくださって、「こんな雰囲気の色合いで」「このくらいのサイズで」「縦書きの絵本にしたい」といったイメージを共有してくださいました。制作には特に期限がなく、ある程度絵ができたら片山さんに送って見ていただいていました。すると、いつも「焦らずご自分のペースで描いてくださいね」と優しい言葉をかけてくださって。お陰で焦ることなく、徹底的に描こうと思い、自分のペースで進めることができました。
プリンセスが魔法をかけるときのキラキラ感も、パステル調ならではで、きれいですよね。
うえはらさん:この魔法は星印がポイントで、片山さんの冊子には、最初の魔法は星が一つ、次の魔法は二つ、最後の魔法は三つ出てくると書いてあったので、「どんな魔法なんだろう?」とイメージをふくらませて描きました。
片山さん:すみません、そんなこと書いていたなんて、すっかり忘れていました(笑)。ちゃんと再現していただいてありがとうございます。
うえはらさん:私が一番苦労したのは、魔女の屋敷にプリンセスや勇者たちが突入する場面です。突入の瞬間に屋敷の窓からさらわれたプリンセスが寝ている様子を見せたかったので、そこから逆算して屋敷のデザインや窓の位置を考えるのが大変でした。
▲一番苦労した魔女の屋敷に突入する場面
表紙や見返しもそうですが、女の子の好きそうな可愛いものがいっぱい描かれていますね。
▲見返しからプリンセスがページの端をめくって現れる、
遊び心あふれるデザイン
うえはらさん:私は少女趣味というか、可愛いもの好きなんです。片山さんのお孫さんくらいの女の子が好みそうな雰囲気はわかるので、これまで自分の中に蓄積してきた可愛いものの記憶から引き出して描きました。
片山さん:孫娘がうえはらさんの絵を見ながら、「ここにウサちゃんがいる」とか、「クマちゃんだ」「イチゴさんだ」って、一つひとつ見つけて喜んでいました。ふだんはちょっと小生意気なところもあるんですがその様子を見て「やっぱり女の子なんだな」と思いました。
うえはらさん:見返しで、プリンセスがページの端をめくって出てくるデザインは、片山さんとのミーティング中に「こんなのを思いついたんですけど」って提案したものなんです。それを片山さんがとても気に入ってくださって「ぜひ、入れましょう!」となり、見返しに採用しました。
ほかにもイラストで工夫された点などはありますか?
うえはらさん:見返しに描いた、てっぺんが丸い紫のドアみたいな形を全ページに散りばめています。絵本を手渡した方に「探してみて」と伝えると、楽しんでいただけました。お城の入り口などわかりやすいものもありますが、王様の手のひらの指輪の輝きも実はドアの形になっています。少し難しいものも混ぜつつ、探す楽しさを意識して入れました(笑)。
片山さん:孫娘たちも見つけて楽しんでいましたが、指輪は少し難しかったみたいですね。
▲王様の手にある指輪の輝きも、よく見るとドアの形に!
「ガップリ!の絵本」を探していただいたのも、うえはらさんですか?
うえはらさん:そうですね。ネットで印刷会社さんを探し、ガップリさんを含めいくつかチェックしていたのですがハードカバーの絵本が作れるということで、「ガップリさんしかないのかな」と思い始めていました。そんなとき、たまたま帰省した妹から、ガップリさんでカレンダーを作ったという話を聞き、それで安心度も増して最終的にガップリさんにお願いすることになりました。
ハードカバーにした理由や、製本でこだわったところはありますか?
片山さん:絵本なので、やっぱりハードカバーで、ある程度の耐久性もほしかったですね。
うえはらさん:ハードカバーは、見返し印刷と背表紙の印刷ができるのも決め手になりました。背表紙にタイトルが入っているほうがいいですからね。
片山さん:見返し印刷は、「こういうオプションありますよ」と見せてもらって、もう絶対入れたいと思いました。お勧めいただいてよかったなと思っています。
将来、もし結婚して家を出ることになっても、
それぞれが絵本を持って行って、
ひ孫にも読んでもらえたら嬉しいです。
▲絵本の完成を祝う、うえはらさん(左)と、片山さん(右)
絵本が完成したときの感想をおうかがいできますか?
片山さん:最初に絵本が届いたときは、厳重に梱包されていて、早く中を見たくてもなかなか開けられず、もどかしい気持ちになりました。でも、いざ開けて見た瞬間、「本当に、本当に絵本だ!」と思って感激しました。納品前サンプルで仕上がりのイメージはなんとなくはできていましたが、きちんと絵本になると、本当に可愛くて、とても嬉しかったです。
うえはらさん:私は描いているときのiPadの画面の絵や、自宅の家庭用プリンターでプリントアウトした絵は見ていましたが、絵本になったものはまったく別物に感じました。空気感が違い、自分の絵というより、まるで誰かほかの方が描いて、私のところに届けてくださったんじゃないかと思えるほどでした。そんな中でも、自分の描いた絵が絵本になっているという驚きと、感激が同時にやって来て、とても嬉しかったです。
絵本はどのように活用されていらっしゃるのですか?
▲保育園や自宅で絵本を読むお孫さんの様子
▲絵本を読んだうえはらさんの
お友だちのお子さんから届いた手紙
片山さん:孫の保育園にうかがい、クラスで順番に回して読み聞かせもしてもらっています。孫は絵本のプリンセスが自分だと気づかれたくないと言っていましたが、結局は気づかれても嬉しかったようです。また、うえはらさんのお母さんが幅広く活動されていらっしゃるので、お知り合いの方に絵本を差し上げ、小学校の低学年に読み聞かせしていただいたり、病院などにも置いていただいたりと、さまざまな場所で活用してもらえているみたいで、すごく嬉しいです。
うえはらさん:絵本を渡した友だちが、普段からお寺で読み聞かせをしていて、「今日、あの絵本を持っていくよ」とメールをくれることがあります。その友だちのお子さんが絵本を読んで大笑いしていた話を聞いたり、絵本を読んだほかの知り合いの子から、「ここがおもしろかった!」とわざわざ郵便でお手紙をもらったりすることもあり、とても嬉しかったですね。
片山さんは、二人のお孫さんに1冊ずつプレゼントされたのですか?
片山さん:はい。将来、もし結婚して家を出ることになっても、それぞれが絵本を持って行って、ひ孫にも読んでもらえたら嬉しいです。絵本になっていると、ずっと読み継ぐこともできますからね。お話は7話ほどあるので、孫たちには「もっと絵本作って」と言われましたが、もうだいぶ忘れてしまったんです(笑)。とりあえず、次回作ができるのを楽しみに待っているみたいです。
第2弾の制作が進んでいるというお話ですが、今度はどんな感じになるんですか?
片山さん:最初は、「この一冊を残せたら、いつまでも私を思い出してくれるかな」くらいの気持ちだったんです。でも、絵本ができ上がってくると、「次も作りたいな」と思うようになりました。第2弾は、魔女に黄色のカエルにされてしまった王子様が、プリンセスたちと出会うお話です。カエルはなかなか王子様に戻れず、お城でいたずらをするのですが、最後はちゃんとハッピーエンドになる予定です(笑)。
うえはらさん:内容は盛りだくさんですが、子どもが飽きないよう何とか24ページに収めるよう描いています。服の色も1作目と合わせて世界観が統一されるようにしています。作業時間は前よりもかかりますが、1作目のときに「もう少し描き込めばよかった」と思う部分もあったので、2作目はすごく気合を入れて描いていて、いろいろとパワーアップしています。
最後に「ガップリ!の絵本」をご利用いただいた感想をいただければと思います。
うえはらさん:とても安心できました。オンラインミーティングのときにも、「これはどうなっているのかな?」と思ったことを的確に答えてくださって、その対応にも安心しました。それに、完成した絵本を見たときは、本当にきれいに仕上がっていて、丁寧なお仕事をしてくださったんだなと感激しました。
片山さんのお孫さんへの思いを大切に、うえはらさんが心を込めて制作した絵本。
お二人のやさしい雰囲気に包まれ、終始和やかなインタビューとなりました。次回作も楽しみにしています。
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その場で思いつくままに語り始めたんです。
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片山さん:週末になると、孫娘たちがよく泊まりに来るんです。私は寝かしつけ担当で、いつも絵本を読み聞かせているのですが、3冊目、4冊目になると、腕が疲れてしまって(笑)。それでもなかなか寝ないので、絵本を読むのをやめて、孫娘たちの面白い行動やおしゃべりをもとに、二人を主人公にしたプリンセスのお話を、その場で思いつくままに語り始めたんです。それが、今回の絵本を作るきっかけになりました。
即興でお話をつくられたんですか! お孫さんたちの反応はどうでしたか?
片山さん:その夜は話を聞いてもなかなか眠らず、結局、何度も何度も話をさせられました。孫娘たちはその話をとても気に入ったようで、翌朝には「今日の夜もまた聞きたい」と言い出したんです。そこで、コピー用紙を折りたたんでつたないイラストとセリフを書き込んだ冊子を作り、自分たちで読めるようにしたんですね。そのような冊子を2話、3話と作ると、二人で取り合うようにして熱心に読んでいました。それを見て、「こんなに喜んでくれるならちゃんとした絵本にしてみたいな」と思うようになったんです。
▲絵本づくりのはじまりとなった、片山さん手づくりの冊子
それで本格的に絵本を作り始めたということですか?
片山さん:そうですね。最初は自分でもiPadを使って作れるかと思ったんですが、まったく歯が立たず、これは無理だなと思って一度はあきらめかけたんです。ですが、そのときうえはらさんのことを思い出しました。私はうえはらさんのお母さんとお友だちで、うえはらさんが美大を出てイラストなどを描かれているのを知っていたんです。そこで、お母さんを通じてうえはらさんのところにご相談にうかがい、例のつたない冊子をお見せして「これを絵本にしたいんですけど……」とお願いしました。そうしたら、快くお引き受けいただいて、もう丸投げ状態でお願いすることになったんです。
絵本にするにあたって、テーマは決めましたか?
片山さん:その場で思いついたお話なので、深いところまでは考えませんでした。ただ、テーマと言われると「プリンセスって必ずしも良い子ばかりじゃない」というところでしょうか。このお話のプリンセスは、魔女に対しても怖がることのない現代っ子のプリンセスです。この先のお話では、ますます自由でプリンセスっぽくない一面も出てくると思います。
うえはらさんは、絵やイラストの方面では、どのような活動をされていらっしゃるんですか?
うえはらさん:もともと絵を描くのが好きで、描いた作品をインスタグラムなどに投稿しています。コロナ禍には“アマビエ”の絵を描いたのですが、片山さんがずっと携帯の待ち受け画面に使ってくださっていて、そうした交流が今回の絵本の絵を担当するきっかけになったのかなと思います。
片山さん:LINEのスタンプも作っていらっしゃいましたよね。それも本当に優しい色合いで可愛らしくて、そんな雰囲気で絵本のイラストを描いていただけたらと思っていました。
うえはらさんは片山さんから絵本のお話を聞いたとき、どう思われましたか?
うえはらさん:片山さんが作った冊子は、子どもたちが絵にきれいな色をつけていて、そのまま絵本にしてもいいのではないかと思うほど完成度が高かったんです。ですから、それを変えないほうが、ご家族の思い出になるのではないかと思い、「私がやってもいいのかな?」という葛藤がありました。ただ、片山さんが私の絵をとても気に入ってくださっていたので、それなら描いてみようと思いました。片山さんの絵では、プリンセスたちの表情が生き生きと可愛らしく描かれていて、そのニュアンスを変えずに表現するにはどうしたらよいかと何度も考え、悩みながら描きました。
二人のプリンセスは、やはりお孫さんに似せていらっしゃるんですか?
うえはらさん:実は、今回の絵本はお孫さんたちに一度も会わないまま作ってしまったんです。なので片山さんの冊子の絵からインスピレーションを得て、キャラクターを作り上げました。当初は、ご家族に気に入っていただけるか心配でしたが、お孫さんのご両親が私の絵を見てとても喜んでくださったので、これでよかったのかなとホッとしました。現在制作途中の第2話のプリンセスの絵も見ていただいたのですが、「特徴をつかんでいる」と言ってほめてくださいました。
片山さん:本人たちを何倍も可愛く描いてくださって、嬉しいですね(笑)。
▲絵本の世界から飛び出したキャラクターが、可愛いカードに!
片山さんのお孫さんくらいの女の子が好みそうな雰囲気はわかるので、
これまで自分の中に蓄積してきた可愛いものの記憶から
引き出して描きました。
お二人でどのように制作を進めていかれたのでしょうか?
片山さん:うえはらさんに絵本制作をお願いしてからは、もう全面的にお任せしていました。私が冊子を作った段階では、言葉や服装などをあまり考えずに描いていたので、「プリンセス」と「王女」が混在している箇所は「プリンセスに統一しましょう」といったご提案をいただいたり、「この年代の衣装のほうが可愛いですよ」とアドバイスをもらったりして、そのあたりは相談しながら修正しました。その後のイラストや絵本制作の段階では、本当にうえはらさんにお任せしてしまい、私はただ完成を楽しみに待つだけでした(笑)。
うえはらさん:でも、丸投げというわけではなく、片山さんは最初に絵本を2冊持ってきてくださって、「こんな雰囲気の色合いで」「このくらいのサイズで」「縦書きの絵本にしたい」といったイメージを共有してくださいました。制作には特に期限がなく、ある程度絵ができたら片山さんに送って見ていただいていました。すると、いつも「焦らずご自分のペースで描いてくださいね」と優しい言葉をかけてくださって。お陰で焦ることなく、徹底的に描こうと思い、自分のペースで進めることができました。
プリンセスが魔法をかけるときのキラキラ感も、パステル調ならではで、きれいですよね。
うえはらさん:この魔法は星印がポイントで、片山さんの冊子には、最初の魔法は星が一つ、次の魔法は二つ、最後の魔法は三つ出てくると書いてあったので、「どんな魔法なんだろう?」とイメージをふくらませて描きました。
片山さん:すみません、そんなこと書いていたなんて、すっかり忘れていました(笑)。ちゃんと再現していただいてありがとうございます。
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遊び心あふれるデザイン
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うえはらさん:見返しで、プリンセスがページの端をめくって出てくるデザインは、片山さんとのミーティング中に「こんなのを思いついたんですけど」って提案したものなんです。それを片山さんがとても気に入ってくださって「ぜひ、入れましょう!」となり、見返しに採用しました。
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うえはらさん:見返しに描いた、てっぺんが丸い紫のドアみたいな形を全ページに散りばめています。絵本を手渡した方に「探してみて」と伝えると、楽しんでいただけました。お城の入り口などわかりやすいものもありますが、王様の手のひらの指輪の輝きも実はドアの形になっています。少し難しいものも混ぜつつ、探す楽しさを意識して入れました(笑)。
片山さん:孫娘たちも見つけて楽しんでいましたが、指輪は少し難しかったみたいですね。
▲王様の手にある指輪の輝きも、よく見るとドアの形に!
「ガップリ!の絵本」を探していただいたのも、うえはらさんですか?
うえはらさん:そうですね。ネットで印刷会社さんを探し、ガップリさんを含めいくつかチェックしていたのですがハードカバーの絵本が作れるということで、「ガップリさんしかないのかな」と思い始めていました。そんなとき、たまたま帰省した妹から、ガップリさんでカレンダーを作ったという話を聞き、それで安心度も増して最終的にガップリさんにお願いすることになりました。
ハードカバーにした理由や、製本でこだわったところはありますか?
片山さん:絵本なので、やっぱりハードカバーで、ある程度の耐久性もほしかったですね。
うえはらさん:ハードカバーは、見返し印刷と背表紙の印刷ができるのも決め手になりました。背表紙にタイトルが入っているほうがいいですからね。
片山さん:見返し印刷は、「こういうオプションありますよ」と見せてもらって、もう絶対入れたいと思いました。お勧めいただいてよかったなと思っています。
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それぞれが絵本を持って行って、
ひ孫にも読んでもらえたら嬉しいです。
▲絵本の完成を祝う、うえはらさん(左)と、片山さん(右)
絵本が完成したときの感想をおうかがいできますか?
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うえはらさん:私は描いているときのiPadの画面の絵や、自宅の家庭用プリンターでプリントアウトした絵は見ていましたが、絵本になったものはまったく別物に感じました。空気感が違い、自分の絵というより、まるで誰かほかの方が描いて、私のところに届けてくださったんじゃないかと思えるほどでした。そんな中でも、自分の描いた絵が絵本になっているという驚きと、感激が同時にやって来て、とても嬉しかったです。
絵本はどのように活用されていらっしゃるのですか?
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▲絵本を読んだうえはらさんの
お友だちのお子さんから届いた手紙
片山さん:孫の保育園にうかがい、クラスで順番に回して読み聞かせもしてもらっています。孫は絵本のプリンセスが自分だと気づかれたくないと言っていましたが、結局は気づかれても嬉しかったようです。また、うえはらさんのお母さんが幅広く活動されていらっしゃるので、お知り合いの方に絵本を差し上げ、小学校の低学年に読み聞かせしていただいたり、病院などにも置いていただいたりと、さまざまな場所で活用してもらえているみたいで、すごく嬉しいです。
うえはらさん:絵本を渡した友だちが、普段からお寺で読み聞かせをしていて、「今日、あの絵本を持っていくよ」とメールをくれることがあります。その友だちのお子さんが絵本を読んで大笑いしていた話を聞いたり、絵本を読んだほかの知り合いの子から、「ここがおもしろかった!」とわざわざ郵便でお手紙をもらったりすることもあり、とても嬉しかったですね。
片山さんは、二人のお孫さんに1冊ずつプレゼントされたのですか?
片山さん:はい。将来、もし結婚して家を出ることになっても、それぞれが絵本を持って行って、ひ孫にも読んでもらえたら嬉しいです。絵本になっていると、ずっと読み継ぐこともできますからね。お話は7話ほどあるので、孫たちには「もっと絵本作って」と言われましたが、もうだいぶ忘れてしまったんです(笑)。とりあえず、次回作ができるのを楽しみに待っているみたいです。
第2弾の制作が進んでいるというお話ですが、今度はどんな感じになるんですか?
片山さん:最初は、「この一冊を残せたら、いつまでも私を思い出してくれるかな」くらいの気持ちだったんです。でも、絵本ができ上がってくると、「次も作りたいな」と思うようになりました。第2弾は、魔女に黄色のカエルにされてしまった王子様が、プリンセスたちと出会うお話です。カエルはなかなか王子様に戻れず、お城でいたずらをするのですが、最後はちゃんとハッピーエンドになる予定です(笑)。
うえはらさん:内容は盛りだくさんですが、子どもが飽きないよう何とか24ページに収めるよう描いています。服の色も1作目と合わせて世界観が統一されるようにしています。作業時間は前よりもかかりますが、1作目のときに「もう少し描き込めばよかった」と思う部分もあったので、2作目はすごく気合を入れて描いていて、いろいろとパワーアップしています。
最後に「ガップリ!の絵本」をご利用いただいた感想をいただければと思います。
うえはらさん:とても安心できました。オンラインミーティングのときにも、「これはどうなっているのかな?」と思ったことを的確に答えてくださって、その対応にも安心しました。それに、完成した絵本を見たときは、本当にきれいに仕上がっていて、丁寧なお仕事をしてくださったんだなと感激しました。
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絵/AKITO HOSHINO様
- にゃーご こうえんへいく
- 株式会社blue dreamプランニング ずむずむ®絵本
真下直子様
- My Friends
- 作/くりくり様 絵/ふっかー様
- MONSTER'S STORY BOOK
- TOMASON様
- 平田五郎
- りふdeおは梨様
- うまれもった ひかり / アゴのはずれた くるみわりにんぎょう
- えのもと かずき様
- のりまき のりちゃん
- 絵本とおひるね舎 甲斐 絵里(エリック ウーリ)様
- 魔女のレストラン
- 株式会社グラフィッコ様
- WHAT'S THIS?
- SAKURA様
- たのしみながら少しづつ
- 山下 泰様
- ここに生まれてきたんだよ
- 伊敷トゥートリサ様
- やぎちゃんと秘密の線香
- 八木 宏幸様
- Fantasy
- Yuri Alfrancaix様
- ちびおるめのひと駅の大冒険
- 社会芸術ラボORINAS 佐原香織様
- EVER GREEN / だいじょうぶ
- Fleurbrahman Art様
- てふ ひらり はたり
- Akiko.B.Mimura様/スゲノマロ様
- いちにち
- 横瀬芽実依様
- 育てるタオル 育てる暮らし
- 株式会社 英瑞様
- イトウってなーんだ?
- 猿払イトウの会様
- てんぷら!声を聞かせて
- 社会医療法人同仁会 耳原総合病院様
- バリアフリー戦隊ダンサナクセイバー ~心のバリアフリー編~
- NPO法人自立生活センターSTEPえどがわ様
- いったい どうなっているんだぃ?
- 群馬医療福祉大学 村山明彦様 山口智晴様
- マジック用絵本
- RYU(大迫龍太)様
- 夏休みの思い出
- 緒方悠輝也様
- あまのいわと
- 岡山県神社庁様
- だって、くまだもの~歯医者さんへいく~
- コンシェルクリニックグループ様
- クロとシロ
- 横尾勇樹様
- れいぞうこさんちのおおげんか
- 佐久間千恵子様・山本夏子様
- さばくと少年
- 阿賀嶺壮志様
- 一人じゃない あなたもだれかのLINK
- なぁちゃ様
- Happy Sora no Osanpo
- mu-ma様
- うしのあし ひとのあし
- 国立大学法人東北大学・東北アジア研究センター様
- うみのなかってどんなとこ?
- まなべやすこ様
- たびするウミガメ~これからのウミはどんなウミ?~
- 井出美藍様
- くるくるおじさん
- Sakuchi(BOTTO)様
- ジャンのきいろいリュック
- 中根富美代様
- Peace of Harmony and Love
- たきざわたかこ様
- 私たちの伝えたい日本のマナー
- 品川女子学院様
- アイリス あてまの森のニホンリス
- あてま森と水辺の教室ポポラ様
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