オリジナル絵本 インタビュー
『なにがあっても』

/ 不安を抱える母子を励ます、 /
自分を大切にすることの大切さを描いた絵本。
子育て中の母親は、不安を感じたり、自信を失ったりすることが少なくありません。そんな母親と子どもたちの自己肯定感を育む講座「Self love kids®」の世界観を表現した絵本です。この絵本には決まったストーリーはなく、心が穏やかになるような温かい絵と、自分の内なる感情を肯定してくれる優しい言葉で構成されています。絵本の作者であり、「Self love kids®」を主催する株式会社Calmeの代表を務める倉本ななこさんにお話をうかがいました。
絵本にすれば、親子で過ごす大切な時間を提供できると思ったんです。
今回の絵本を制作した株式会社Calme様では、どのような事業を行っているのですか?
私たち株式会社Calmeは、さまざまな事業を展開していますが、今回の絵本に関連する事業としては、「Self love kids®」という講座をプロデュースしています。この講座は、子育て中のママとその子どもが、ともに自己肯定感を育むことをテーマにしており、オリジナルの教材を使ってオンラインや対面で講座を行ったり、親子で参加できるイベントを企画したりしています。
そのほか、ヨガのクラスや、全身で音を聴いてリラックスする「サウンドバス」のセッションも開催しています。
▲倉本ななこさん(左)、谷口マリエさん(右)が4歳以上のお子さんとママへ絵本を読んでいる様子
どのようなきっかけで、この「Self love kids®」という講座を始められたのですか?
きっかけは、私の子どもが小学校に入った際に、よく消しゴムをなくすとか、連絡帳を書くのが遅いとか、ほかの子どもができるようなことが、少し苦手だと気づいたことです。そのころ、子どもは「自分はバカだから」と自分を否定するようになり、心の状態が明らかに下がって、どんどん性格も変わっていきました。私は悲しくなり、これはどういうことなのかと、心に関する本を読むなどして、学びを深めていきました。そのなかで自己肯定感について学習し、その知識をもとに子どもとの関わり方を変えていったら、子どもの心理状態がかなり改善し、自分を否定する言葉が少なくなって、学校生活もよくなっていったんです。
このような体験を通じて得た気づきをSNSで発信したところ、「私の話も聞いてほしい」などのコメントをいただき、同じように悩んでいるお母さんたちが多くいらっしゃることに気づきました。それで、子どもを傷つけず、自尊感情を育む子育てを、もっと多くのお母さんたちに広めたいと思い、「Self love kids®」という講座を始めました。最初は私一人で教える形でしたが、次第にこの考え方を広めたいという方々が現れ、現在では講師になる認定講座も開催しています。
今回の絵本を作るきっかけや目的はどのようなことだったのでしょうか?
「Self love kids®」の講座は主にオンラインで行っており、全国から生徒さんが参加しています。そのため、年に1〜2回開催している親子参加型の体験イベント「tone」に足を運べない方々も多くいらっしゃいます。そこで、直接参加できない方々にもその世界観を感じていただきたいという思いから、私たちがイベントで体現したかった「ありのままで繋がることを五感で感じる」体験を絵本という形で表現しました。心がつらいときや落ち込んだときにそっと手に取って開いてほしい。そんな思いを込めて、子どもだけでなく、大人の方にも自分のために読んでいただきたい絵本に仕上げました。
冊子などではなく絵本という形にしたのは、どのような思いがあったのでしょうか?
▲できるだけシンプルな絵と文章で読みやすい絵本に
絵本にすれば、お母さんが子どもに読み聞かせをしたり、お母さんと子どもが一緒に読んだり、親子で過ごす大切な時間を提供できると思ったんです。
また、私自身が小さいころから本や絵本が大好きだったことも大きな理由です。身近な人とわかり合えないときでも、絵本のように読みやすく、短い文章にイラストが添えられているような本を読むことで、気持ちが落ち着き、救われた気持ちになったことがありました。その体験と、イベントで体現したかったことの関係性が非常に近かったため、絵本を作ろうと考えました。
絵本の絵を描いた谷口マリエさんはどのような方で、なぜ絵を担当することになったのですか?
谷口さんは、もともと「Self love kids®」の生徒さんで、その後認定講師となり、現在は講座を指導してくれている先生のひとりです。講座のイベントも一緒に行っていますし、イラストも小さなころから描いていて、生徒のお母さんたちにとても好評でしたので、絵本の絵をお願いしようと思いました。
できあがってきた谷口さんのイラストを見た瞬間はどうでしたか?
本当に素晴らしくて、ここを描き直してほしいという点は一切ありませんでした。谷口さんは、イラストを描いた後にもう一度文章を読んで確認し、私が文の語尾を変えたところは、イラストも修正してくれたそうです。
発色が鮮やかで細部まで美しく再現されていて、
こんなに品質のいい印刷機を使っているのだから、
とても信頼できる会社なんだろうなと思いました。
絵本を製作するにあたって、「ガップリ!の絵本」を選んだ理由は何だったのですか?
「ガップリ!の絵本」さんは、ネットで「絵本 ハードカバー」や「絵本 制作」といったキーワードで検索して見つけました。
私たちは絵本を作るのがはじめてだったので、ホームページで絵本の作り方や冊子との違い、ハードカバー本の製作工程を詳しく知ることができ、とても参考になりました。また、実際にこれまで製作した絵本が掲載されていたことも安心材料となり、決め手のひとつになりました。さらに、用紙を選べる点も魅力的でした。絵本を作るからには、細部までこだわって気に入ったものを選びたかったんです。
初心者でわからないことも多かったのですが、問い合わせの際に丁寧に対応していただき、「ここなら大丈夫だ」と感じてお願いすることになりました。
無料サンプルは、お取り寄せされましたか?
サンプル絵本と用紙見本帳を取り寄せましたが、それでも不安があったため、サンプルを手にとりながらお電話で相談し、詳しく説明をいただきました。
サンプル絵本は何度もめくって確認し、「こういう構造になっているんだ」と実感できました。実際に手にしてみることで、見返しの存在に気づいたり、選べる色のバリエーションを知ったりと、とても参考になりました。
「絵本 ハードカバー」というキーワードで検索されたとのことでしたが、ハードカバー製本にこだわった理由や、B6サイズにされた理由を教えていただけますか?
やはり絵本にはハードカバーが多く、丈夫で長く読み続けられるものにしたいという思いがありました。小学生の子どもが成長しても、繰り返し手に取れるような、しっかりとした絵本にしたかったんです。大きさについては、大人にも手にとりやすいサイズ感を意識し、手帳ほどの大きさのB6サイズを選びました。子ども向けのカラフルな絵本というより、文字が主体でイラストが添えられているようなイメージを最初から持っていたので、そのバランスを考えたサイズにしました。
絵本を制作するうえで、とくに難しかったことはありましたか?
わからないことがあれば「ガップリ!の絵本」さんに電話で相談できたので、とても助かりました。イラストや文章を作ること自体は難しくなかったのですが、実際に紙に印刷されたときにどのような仕上がりになるのかというドキドキはありました。ただ、印刷のサンプルをいただいていたので、大きな不安はなく、全体的にスムーズに進めることができました。
とくに力を入れて制作したところはございますか?
絵本をパッと開いたときの見た目のバランスにはとくにこだわり、何度か修正を重ねました。また、実際に紙に印刷したときの色の出方を確かめたうえで、色味や配置などを微調整し、細かい部分まで丁寧に仕上げるよう心がけました。
今回の絵本の印刷は、超高精細デジタル印刷という、発色のいい高精細なデジタル印刷機を使用したのですが、印刷の仕上がりはいかがでしたか?
実は、ほかの会社で印刷のサンプルを作ったことがあったのですが、それと比べると仕上がりがとてもきれいでした。発色が鮮やかで細部まで美しく再現されていて、こんなに品質のいい印刷機を使っているのだから、とても信頼できる会社なんだろうなと思いました。
▲絵本に多用されている淡い色も忠実に再現する、超高精細デジタル印刷
絵本制作やオンライン講座、サウンドセラピー、ヨガなどを通じて、
「自分を大切にする」ことの本当の重要性を伝えていきたいと考えています。
絵本が完成したときの感想はいかがでしたか?
▲完成した絵本の写真
絵本ができたときは、とても感動しました。実際に手にとると、かわいらしさや愛おしさを感じて、うれしい気持ちになりましたね。谷口さんも「とても実感がわくね」「実際に見てみると違うね」と話していて、絵本が完成した喜びを共有できました。
この絵本は、どのように活用されていますか? また、実際に読んだ方からはどのような感想が寄せられていますか?
絵本は、インターネットの販売プラットフォームを利用し、注文を受けて発送しています。
イベントとしては、絵本の販売とオンラインのお話し会をセットで開催しました。また、「Self love kids®」の講座でも、先生たちが読み聞かせの会を開いてくれています。活動の形はさまざまで、たとえば幼稚園に持って行ってママたちに読んであげたり、私がヨガの先生をしていることもあり、一緒に教えている先生が、ママヨガに参加しているお母さんたちと絵本を読み、感じたことを話し合う「大人の読み聞かせ」みたいなことも行っています。
▲イベント終了後、お客さまを見送るスタッフのみなさん。このイベントの思いが今回の絵本になりました。
絵本を読んだ方からの反響などは届いていらっしゃいますか?
はい。絵本を読んでくださった方々から、たくさんの声が届いています。たとえば、「誰かに言ってもらいたかった言葉に出会えて、温かい気持ちになった」とか、「涙が出た」とか、「悩み相談をしたわけでもないのに、自分の気持ちをわかってもらえたように感じた」と言ってくださった方もいらっしゃいます。
この絵本を今後、どのように活用していきたいとお考えですか?
絵本から派生したイラストを使って、オリジナルグッズを販売するのもひとつのアイデアだと考えています。また、今すぐには難しいかもしれませんが、違うシチュエーションや文章で、絵本の第二弾を制作するのも面白いかもしれませんね。
倉本さん自身、今後どのような活動をしていきたいとお考えですか?
▲イベントの様子。自分の描いたアートをシェアし、絵本にもあるように「わたしの中にあるもの」を伝えています。
いろいろな活動に取り組みたいと思っていますが、その根底にあるのは、この絵本に込めたメッセージです。絵本制作やオンライン講座、サウンドセラピー、ヨガなどを通じて、「自分を大切にする」ことの本当の重要性を伝えていきたいと考えています。そして、音や、文章や、紙媒体など、さまざまなものを使って、自分との関係性に興味を持って取り組んでくれる人が増えるような活動をしていきたいと思っています。
最後に、「ガップリ!の絵本」を利用いただいた感想はいかがですか?
何か商品を作るとき、温かい思いを込めて取り組んでも、そのクオリティが思いとズレていたら、印象が変わってしまいますよね。私は、思いとクオリティが一致することは当たり前ではないと思っているので、今回、しっかりと比較し「ガップリ!の絵本」さんを選んで本当によかったと感じています。
私には伝えたい思いがあり、幼いころから絵本を作りたいという願いがありました。その夢を支えてくれた谷口さんと一緒に、届けたい人々のもとに絵本を届けることができ、「夢が叶った」と実感しています。「ガップリ!の絵本」さんで作って本当によかったです。ありがとうございました。
「自分を大切にする」ことの重要性と、それが他者を尊重することに繋がるという絵本のメッセージに共感しました。
この思いが、さらに多くの人々に広まるといいですね。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
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- 作/橘山まさお様
絵/sea-no様
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- sakko様
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- 文/なかいずみ とうま様
絵/ハセガワ直子様
- うちのママってヘンなんだ
- あずきみるく様
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- 任意団体「デフシル-DEAF SHIRU-」様
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- ハシケン様
- TASCぎふコラボ展vol.8 虹色の木の下で
- 作/丹賀澤賢様
絵/naomi様・金田典子様
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絵/あきばたまみ様・かんのあき様
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- 作/鈴木まど佳様・弓﨑也美様・Jennifer Martin様
絵/AKITO HOSHINO様
- にゃーご こうえんへいく
- 株式会社blue dreamプランニング ずむずむ®絵本
真下直子様
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- 作/くりくり様 絵/ふっかー様
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- りふdeおは梨様
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- SAKURA様
- たのしみながら少しづつ
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- ここに生まれてきたんだよ
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- 八木 宏幸様
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- Yuri Alfrancaix様
- ちびおるめのひと駅の大冒険
- 社会芸術ラボORINAS 佐原香織様
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- Fleurbrahman Art様
- てふ ひらり はたり
- Akiko.B.Mimura様/スゲノマロ様
- いちにち
- 横瀬芽実依様
- 育てるタオル 育てる暮らし
- 株式会社 英瑞様
- イトウってなーんだ?
- 猿払イトウの会様
- てんぷら!声を聞かせて
- 社会医療法人同仁会 耳原総合病院様
- バリアフリー戦隊ダンサナクセイバー ~心のバリアフリー編~
- NPO法人自立生活センターSTEPえどがわ様
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- RYU(大迫龍太)様
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- 緒方悠輝也様
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- 岡山県神社庁様
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- mu-ma様
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- 国立大学法人東北大学・東北アジア研究センター様
- うみのなかってどんなとこ?
- まなべやすこ様
- たびするウミガメ~これからのウミはどんなウミ?~
- 井出美藍様
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- Sakuchi(BOTTO)様
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- 品川女子学院様
- アイリス あてまの森のニホンリス
- あてま森と水辺の教室ポポラ様
オリジナル絵本 無料サンプルセット プレゼント中!
ガップリ!の絵本では、はじめて絵本を作成する方でも安心してご注文いただけるよう、オリジナル絵本の無料サンプルセットをプレゼントしています!
自分を大切にすることの大切さを描いた絵本。
子育て中の母親は、不安を感じたり、自信を失ったりすることが少なくありません。そんな母親と子どもたちの自己肯定感を育む講座「Self love kids®」の世界観を表現した絵本です。この絵本には決まったストーリーはなく、心が穏やかになるような温かい絵と、自分の内なる感情を肯定してくれる優しい言葉で構成されています。絵本の作者であり、「Self love kids®」を主催する株式会社Calmeの代表を務める倉本ななこさんにお話をうかがいました。
絵本にすれば、親子で過ごす大切な時間を提供できると思ったんです。
今回の絵本を制作した株式会社Calme様では、どのような事業を行っているのですか?
私たち株式会社Calmeは、さまざまな事業を展開していますが、今回の絵本に関連する事業としては、「Self love kids®」という講座をプロデュースしています。この講座は、子育て中のママとその子どもが、ともに自己肯定感を育むことをテーマにしており、オリジナルの教材を使ってオンラインや対面で講座を行ったり、親子で参加できるイベントを企画したりしています。
そのほか、ヨガのクラスや、全身で音を聴いてリラックスする「サウンドバス」のセッションも開催しています。

▲倉本ななこさん(左)、谷口マリエさん(右)が4歳以上のお子さんとママへ絵本を読んでいる様子
どのようなきっかけで、この「Self love kids®」という講座を始められたのですか?
きっかけは、私の子どもが小学校に入った際に、よく消しゴムをなくすとか、連絡帳を書くのが遅いとか、ほかの子どもができるようなことが、少し苦手だと気づいたことです。そのころ、子どもは「自分はバカだから」と自分を否定するようになり、心の状態が明らかに下がって、どんどん性格も変わっていきました。私は悲しくなり、これはどういうことなのかと、心に関する本を読むなどして、学びを深めていきました。そのなかで自己肯定感について学習し、その知識をもとに子どもとの関わり方を変えていったら、子どもの心理状態がかなり改善し、自分を否定する言葉が少なくなって、学校生活もよくなっていったんです。
このような体験を通じて得た気づきをSNSで発信したところ、「私の話も聞いてほしい」などのコメントをいただき、同じように悩んでいるお母さんたちが多くいらっしゃることに気づきました。それで、子どもを傷つけず、自尊感情を育む子育てを、もっと多くのお母さんたちに広めたいと思い、「Self love kids®」という講座を始めました。最初は私一人で教える形でしたが、次第にこの考え方を広めたいという方々が現れ、現在では講師になる認定講座も開催しています。
今回の絵本を作るきっかけや目的はどのようなことだったのでしょうか?
「Self love kids®」の講座は主にオンラインで行っており、全国から生徒さんが参加しています。そのため、年に1〜2回開催している親子参加型の体験イベント「tone」に足を運べない方々も多くいらっしゃいます。そこで、直接参加できない方々にもその世界観を感じていただきたいという思いから、私たちがイベントで体現したかった「ありのままで繋がることを五感で感じる」体験を絵本という形で表現しました。心がつらいときや落ち込んだときにそっと手に取って開いてほしい。そんな思いを込めて、子どもだけでなく、大人の方にも自分のために読んでいただきたい絵本に仕上げました。
冊子などではなく絵本という形にしたのは、どのような思いがあったのでしょうか?
▲できるだけシンプルな絵と文章で読みやすい絵本に
絵本にすれば、お母さんが子どもに読み聞かせをしたり、お母さんと子どもが一緒に読んだり、親子で過ごす大切な時間を提供できると思ったんです。
また、私自身が小さいころから本や絵本が大好きだったことも大きな理由です。身近な人とわかり合えないときでも、絵本のように読みやすく、短い文章にイラストが添えられているような本を読むことで、気持ちが落ち着き、救われた気持ちになったことがありました。その体験と、イベントで体現したかったことの関係性が非常に近かったため、絵本を作ろうと考えました。
絵本の絵を描いた谷口マリエさんはどのような方で、なぜ絵を担当することになったのですか?
谷口さんは、もともと「Self love kids®」の生徒さんで、その後認定講師となり、現在は講座を指導してくれている先生のひとりです。講座のイベントも一緒に行っていますし、イラストも小さなころから描いていて、生徒のお母さんたちにとても好評でしたので、絵本の絵をお願いしようと思いました。
できあがってきた谷口さんのイラストを見た瞬間はどうでしたか?
本当に素晴らしくて、ここを描き直してほしいという点は一切ありませんでした。谷口さんは、イラストを描いた後にもう一度文章を読んで確認し、私が文の語尾を変えたところは、イラストも修正してくれたそうです。
発色が鮮やかで細部まで美しく再現されていて、
こんなに品質のいい印刷機を使っているのだから、
とても信頼できる会社なんだろうなと思いました。
絵本を製作するにあたって、「ガップリ!の絵本」を選んだ理由は何だったのですか?
「ガップリ!の絵本」さんは、ネットで「絵本 ハードカバー」や「絵本 制作」といったキーワードで検索して見つけました。
私たちは絵本を作るのがはじめてだったので、ホームページで絵本の作り方や冊子との違い、ハードカバー本の製作工程を詳しく知ることができ、とても参考になりました。また、実際にこれまで製作した絵本が掲載されていたことも安心材料となり、決め手のひとつになりました。さらに、用紙を選べる点も魅力的でした。絵本を作るからには、細部までこだわって気に入ったものを選びたかったんです。
初心者でわからないことも多かったのですが、問い合わせの際に丁寧に対応していただき、「ここなら大丈夫だ」と感じてお願いすることになりました。
無料サンプルは、お取り寄せされましたか?
サンプル絵本と用紙見本帳を取り寄せましたが、それでも不安があったため、サンプルを手にとりながらお電話で相談し、詳しく説明をいただきました。
サンプル絵本は何度もめくって確認し、「こういう構造になっているんだ」と実感できました。実際に手にしてみることで、見返しの存在に気づいたり、選べる色のバリエーションを知ったりと、とても参考になりました。
「絵本 ハードカバー」というキーワードで検索されたとのことでしたが、ハードカバー製本にこだわった理由や、B6サイズにされた理由を教えていただけますか?
やはり絵本にはハードカバーが多く、丈夫で長く読み続けられるものにしたいという思いがありました。小学生の子どもが成長しても、繰り返し手に取れるような、しっかりとした絵本にしたかったんです。大きさについては、大人にも手にとりやすいサイズ感を意識し、手帳ほどの大きさのB6サイズを選びました。子ども向けのカラフルな絵本というより、文字が主体でイラストが添えられているようなイメージを最初から持っていたので、そのバランスを考えたサイズにしました。
絵本を制作するうえで、とくに難しかったことはありましたか?
わからないことがあれば「ガップリ!の絵本」さんに電話で相談できたので、とても助かりました。イラストや文章を作ること自体は難しくなかったのですが、実際に紙に印刷されたときにどのような仕上がりになるのかというドキドキはありました。ただ、印刷のサンプルをいただいていたので、大きな不安はなく、全体的にスムーズに進めることができました。
とくに力を入れて制作したところはございますか?
絵本をパッと開いたときの見た目のバランスにはとくにこだわり、何度か修正を重ねました。また、実際に紙に印刷したときの色の出方を確かめたうえで、色味や配置などを微調整し、細かい部分まで丁寧に仕上げるよう心がけました。
今回の絵本の印刷は、超高精細デジタル印刷という、発色のいい高精細なデジタル印刷機を使用したのですが、印刷の仕上がりはいかがでしたか?
実は、ほかの会社で印刷のサンプルを作ったことがあったのですが、それと比べると仕上がりがとてもきれいでした。発色が鮮やかで細部まで美しく再現されていて、こんなに品質のいい印刷機を使っているのだから、とても信頼できる会社なんだろうなと思いました。

▲絵本に多用されている淡い色も忠実に再現する、超高精細デジタル印刷
絵本制作やオンライン講座、サウンドセラピー、ヨガなどを通じて、
「自分を大切にする」ことの本当の重要性を伝えていきたいと考えています。
絵本が完成したときの感想はいかがでしたか?
▲完成した絵本の写真
絵本ができたときは、とても感動しました。実際に手にとると、かわいらしさや愛おしさを感じて、うれしい気持ちになりましたね。谷口さんも「とても実感がわくね」「実際に見てみると違うね」と話していて、絵本が完成した喜びを共有できました。
この絵本は、どのように活用されていますか? また、実際に読んだ方からはどのような感想が寄せられていますか?
絵本は、インターネットの販売プラットフォームを利用し、注文を受けて発送しています。
イベントとしては、絵本の販売とオンラインのお話し会をセットで開催しました。また、「Self love kids®」の講座でも、先生たちが読み聞かせの会を開いてくれています。活動の形はさまざまで、たとえば幼稚園に持って行ってママたちに読んであげたり、私がヨガの先生をしていることもあり、一緒に教えている先生が、ママヨガに参加しているお母さんたちと絵本を読み、感じたことを話し合う「大人の読み聞かせ」みたいなことも行っています。

▲イベント終了後、お客さまを見送るスタッフのみなさん。このイベントの思いが今回の絵本になりました。
絵本を読んだ方からの反響などは届いていらっしゃいますか?
はい。絵本を読んでくださった方々から、たくさんの声が届いています。たとえば、「誰かに言ってもらいたかった言葉に出会えて、温かい気持ちになった」とか、「涙が出た」とか、「悩み相談をしたわけでもないのに、自分の気持ちをわかってもらえたように感じた」と言ってくださった方もいらっしゃいます。
この絵本を今後、どのように活用していきたいとお考えですか?
絵本から派生したイラストを使って、オリジナルグッズを販売するのもひとつのアイデアだと考えています。また、今すぐには難しいかもしれませんが、違うシチュエーションや文章で、絵本の第二弾を制作するのも面白いかもしれませんね。
倉本さん自身、今後どのような活動をしていきたいとお考えですか?
▲イベントの様子。自分の描いたアートをシェアし、絵本にもあるように「わたしの中にあるもの」を伝えています。
いろいろな活動に取り組みたいと思っていますが、その根底にあるのは、この絵本に込めたメッセージです。絵本制作やオンライン講座、サウンドセラピー、ヨガなどを通じて、「自分を大切にする」ことの本当の重要性を伝えていきたいと考えています。そして、音や、文章や、紙媒体など、さまざまなものを使って、自分との関係性に興味を持って取り組んでくれる人が増えるような活動をしていきたいと思っています。
最後に、「ガップリ!の絵本」を利用いただいた感想はいかがですか?
何か商品を作るとき、温かい思いを込めて取り組んでも、そのクオリティが思いとズレていたら、印象が変わってしまいますよね。私は、思いとクオリティが一致することは当たり前ではないと思っているので、今回、しっかりと比較し「ガップリ!の絵本」さんを選んで本当によかったと感じています。
私には伝えたい思いがあり、幼いころから絵本を作りたいという願いがありました。その夢を支えてくれた谷口さんと一緒に、届けたい人々のもとに絵本を届けることができ、「夢が叶った」と実感しています。「ガップリ!の絵本」さんで作って本当によかったです。ありがとうございました。
「自分を大切にする」ことの重要性と、それが他者を尊重することに繋がるという絵本のメッセージに共感しました。
この思いが、さらに多くの人々に広まるといいですね。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
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- NOOK 上巻
- tricolor(トリコロール) 様

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- うずまきぐるぐる
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絵/sea-no様

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絵/ハセガワ直子様

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絵/naomi様・金田典子様

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絵/あきばたまみ様・かんのあき様

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- 作/鈴木まど佳様・弓﨑也美様・Jennifer Martin様
絵/AKITO HOSHINO様

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真下直子様

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オリジナル絵本 無料サンプルセット プレゼント中!
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