インタビューページ『こねずみたちのサプライズ』『粋な3人組』|上製本(ハードカバー仕上げ)のオリジナル絵本が50冊からつくれる

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オリジナル絵本 インタビュー
『こねずみたちのサプライズ』『粋な3人組』

女子美術大学の学生の皆さん製作のオリジナル絵本『こねずみたちのサプライズ』『粋な3人組』

/ 色の名前に関する知識や文化を子どもたちが楽しく学べる、 /
美術大学制作ならではの絵本。

学校に通う子ネズミたちが好きな色の生地で服を作り、先生に贈ろうとする『こねずみたちのサプライズ』と、庶民は地味な色の着物しか許されなかった江戸の時代に、工夫してさまざまな色を生み出した『粋な3人組』の2冊の絵本を制作したのは、女子美術大学の学生の皆さんです。ともに子ども向けのストーリーの絵本ながら、色に関する知識や歴史が学べます。絵本づくりを企画し、制作に携わった女子美術大学保育美術研究会の代表を務める細矢智寛さんを「ガップリ!の絵本」にお招きし、お話をうかがいました。

いろいろ絵本ていると、ったものあるのですが、
文化歴史びつけたものはあまりなく、
それ絵本というかたちしたいったのが出発点です。

女子美術大学の「保育美術研究会」とは、どのような研究会なのですか。

女子美術大学の短期大学には、保育士資格の取得を支援するプログラムがあります。保育美術研究会はそのプログラムのひとつで、私が代表として会の運営を担い、学生メンバーは活動のたびに募集するかたちをとっています。保育園や幼稚園では、子どもの感性を育むために何かを作るとか、造形遊びといったアートの要素が重要になっています。そこで、アートという専門性を保育の現場でも生かせるよう、アートのできる保育士養成に力を入れています。具体的には、今回のような絵本を作ったり、保育園でワークショップを行ったり、小学生の自由研究のお手伝いをしたりと幅広く行っており、子どもたちに向けてアートの楽しさや魅力を伝える保育士養成の目的で活動しています。

インタビューにお答えしてくださった、女子美術大学保育美術研究会の細矢さん

▲インタビューにお答えしてくださった、女子美術大学保育美術研究会の細矢さん

今回の絵本は、どうして作ろうと思われたのでしょうか。

一番のきっかけは、コロナ禍が起きたことです。そのために、今までやっていた園を訪問したり、子どもたちに会ったりするワークショップなどの活動ができなくなってしまいました。それで、代わりに何をしようと考え、子どもたちにわかりやすく内容が伝えられる絵本を作ろうということになりました。

コロナ禍以前に開催していたワークショップ「ふわふわルーム」の元の部屋(左)と改装後(右)

▲コロナ禍以前に開催していたワークショップ「ふわふわルーム」の元の部屋(左)と改装後(右)

絵本のテーマを「色」にしたのは、どのような理由からだったのでしょうか。

いろいろな絵本を見ていると、色を扱ったものはあるのですが、文化や歴史と色を結びつけたものはあまりなく、それを絵本というかたちにしたいと思ったのが出発点です。実は、2021年に『おばあさんが のこした すてきな まほう』という絵本を最初に作っていて、スミレ色やキツネ色など、昔の日本の人たちは自然を見て色の名前をつけたことを伝えました。今回は、色の文化を考える教材を作ろうと思い、「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」ならわかりやすく、伝わりやすいのではないかと考え、テーマとして取り上げました。

※江戸時代にさまざまな種類の茶色やネズミ色が流行したことから生まれた言葉

「四十八茶百鼠」という言葉は、はじめてうかがいました!

幼稚園や保育園の子どもたちに知っている色の名前を聞くと、赤とか青とか、もう大体決まっているんですよ。しかし、今回の絵本を見てもらうとわかりますが、例えばネズミ色にもいろいろな色があるんです。「藍鼠(あいねず)」とか「湊鼠(みなとねずみ)」とか、ネズミ色だけでたくさんの種類があって、それぞれが全然違う色なんです。こういう色の複雑性や、色の名前にみる言語の豊かさを知らないまま大人になっていく人も多いと思うので、そこにちょっと一石を投じられないかなという思いもあって、これをテーマに決めました。また、大人の方自身も、ただ絵本として読み聞かせをするのではなくて、「四十八茶百鼠」にはこういう歴史があって発展したということを理解して、おもしろいと思ったうえで子どもに深く伝えてもらえればいいなと思います。

この「四十八茶百鼠」をテーマに、『こねずみたちのサプライズ』と『粋な3人組』の2冊の絵本を同時に制作されたのは、どうしてですか。

2冊になったのは、制作に参加したいという学生がとても多かったからです。最初に、こういう話で絵本を作りたいので興味のある人は来てくださいと、女子美術大学の相模原キャンパスと杉並キャンパスの全学生にメールで呼びかけました。そうしたら、70人ぐらいの学生から応募があったんです。1冊の絵本を作るには多すぎる人数でしたが、できるだけたくさんの学生に関わってもらいたいと思い、相模原キャンパスと杉並キャンパスでそれぞれ6人ずつ選び、2冊作ることにしました。

それで、2冊だったんですね! 同じテーマでも切り口はまったく違いますが、ストーリーはどのように作られたのでしょうか。

最初に、絵本の最後のページに掲載している「四十八茶百鼠」の解説文を学生に読んでもらいました。そして、読者の対象年齢を小学校低学年に決めて、キャラクターのデザインやストーリーを作るところから始めました。相模原キャンパスは、歴史を伝えたいという意見が多かったので、それをどうやったらわかりやすく子どもたちに伝えられるか、それぞれがストーリーを考えて、いいところをつなぎ合わせてかたちにしていきました。これが発展して『粋な3人組』になります。一方の杉並キャンパスでは色に注目して、ネズミ色にもいろいろあることを気付かせるにはどんなストーリーがいいかを考え、ネズミ色がテーマだから、ネズミのキャラクターがいいんじゃないかと思いつきました。それで生まれたのが『こねずみたちのサプライズ』です。

絵やデザインなどは、どなたが担当されたのですか。

絵は学生たちが描いています。一人1場面か2場面に分けましたが、1回描いてそこから議論したり調整したりするので、結構、時間がかかりました。データ制作のほうは、絵ができる段階までは大体、私が行っていました。ただ、私はデジタルが少し苦手なので、最後のIllustratorでの編集作業は、同じ大学の教員である竹中明子先生にお願いしました。

同じテーマで、まったく違うテイスト絵本できたことは、
とてもいいないましたし、すごくうれしかったですね。

「ガップリ!の絵本」は、どのようないきさつで選んでいただいたのでしょうか。

「ガップリ!の絵本」さんを教えてくれたのは、編集を担当してくださった竹中明子先生です。竹中先生の専門はテキスタイルなのですが、教え子のなかに絵本を作る学生がたまにいて、印刷会社にもお知り合いがいるそうなんです。それで、最初に絵本を作ったとき、私もあまり経験がなかったものですから竹中先生に相談したら「ガップリ!の絵本」さんをオススメされ、竹内先生のオススメならと依頼しました。

「ガップリ!の絵本」はハードカバー絵本が標準仕様になっているのですが、ハードカバー絵本へのこだわりはあったのですか。

特にこだわりはなかったのですが、結果的にハードカバーにしてとてもよかったと思います。読み聞かせもしやすいですし、子どもが扱うと落としたり、ぶつけたりするので、やはり頑丈なハードカバーはいいですね。

2冊の絵本は両方ともA4(横長)のサイズです。どうしてこのサイズにされたのでしょうか。

最初に作った絵本はサイズが小さかったのですが、それだと読み聞かせをするときにインパクトが足りなくて、子どもの興味を引きにくいんです。それに、やっぱり小さい子が絵本を読むとき、絵や文字が小さかったら読みにくいので、今回は最初からA4サイズで作ろうと決めていました。

絵本を制作するうえで特に苦労された点はありますか。

苦労したのはデータ編集です。場面でページを分担していますし、Illustratorなどのソフトに習熟した学生があまりいなかったので、学生が自己流で設定した文字組みや、色味・画質の調整、全体の統一など難しいところは、すべてきれいに竹中先生に整えていただきました。私は文章のほうを添削し、データ編集にはあまり関わっていないので言えませんが、竹中先生は本当に大変だったと思います。費やした時間もかなり膨大になってしまい、また絵本を作る機会があっても、竹中先生には申し訳なくてもう編集をお願いできないですね。

絵本が完成したときの感想はいかがでしたか。

私としては、「やっとできた、やっと終わった」と、素直な気持ちはそんな感じです。ですが、完成した絵本を見れば、『こねずみたちのサプライズ』の仕上がりは光沢があって色がよく出ているし、『粋な3人組』の色はマットな感じで日本らしさが感じられます。同じテーマで、まったく違うテイストの絵本ができたことは、とてもいいなと思いましたし、すごくうれしかったですね。

表紙のPP加工はそれぞれクリアPP(上)、マットPP(下)

▲表紙のPP加工はそれぞれクリアPP(上)、マットPP(下)

制作に参加された学生さんの反応はいかがでしたでしょうか。

学生も、やはり形になったのがうれしいようで、とても喜んでいました。ワークショップでは達成感や満足感はありますが、実体はありません。ですから、本当に大変だったけれど、絵本という「物」を作って、すごく勉強になってよかったというような感想がありました。

以前行ったワークショップの企画「あかりをともそう!ランプシェードでデザインたんきゅう」

▲以前行ったワークショップの企画「あかりをともそう!ランプシェードでデザインたんきゅう」

完成した絵本は、どのように活用されていらっしゃいますか。

これまで関わりのあった保育園や、ワークショップにご協力いただいた施設に寄贈させていただきました。この絵本はただの絵本で終わらすことなく、園での読み聞かせなどから発展して、保育の活動とかワークショップとかにつなげていくところまでサポートしたいと思っています。また、研究会は「女子美祭」という文化祭でも毎年ワークショップを行っており、そこに参加してくださった方向けに絵本などを展示し、触れてもらうブースを作りました。そのほか、制作メンバーの学生にひとり1冊ずつ配布しました。竹中先生やお世話になった先生方にもお配りし、活動報告のような感じで大学のほかの先生にも配ったりしました。

以前開催した「ふわふわルーム」と「ランプシェード」の様子

▲以前開催した「ふわふわルーム」と「ランプシェード」の様子

絵本をお渡しした先生方からの反応はいかがでしたか。

色彩関係専門の先生方に絵本のお話をしたとき、ほかの大学でもこの絵本を欲しいと言ってくださる先生がいて、差し上げましたら、とてもいい教材だと言っていただきました。研究者の方にとっては、こうした取り組み自体がユニークだから興味を持っていただいたんだと思います。

最後に、「ガップリ!の絵本」をご利用いただいた感想をお願いできますでしょうか。

とりあえず、絵本の制作はしばらくお休みしますが、作りたいという気持ちはあります。次回作を作る時には、また「ガップリ!の絵本」さんを頼りたいなと思いました。

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お話をうかがい保育現場でのアートの重要性を知りました。お話、ありがとうございます。

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