STEP3印刷データを作る

ガップリ!の印刷・製本サービスは、お客さまが作成した印刷データを使って商品の印刷・製本を行うことをサービスの基本としています。そのため、お客さまからお預かりした印刷データに問題があると商品の仕上がりに影響が出てしまいます。
STEP3では、商品の品質の要である、印刷データ作成の注意点について解説します。
入稿されたデータが不完全であったり、ファイルが不足していたりする場合には、納品期日が遅れることがあります。適切な印刷データを作成することを心掛けるようにしてください。


印刷データを作成する環境は、WindowsやMacなどのOS(オペレーティングシステム)の種類やバージョン、Microsoft OfficeやAdobe Creative Cloudなど使用するソフトウェアやバージョン、搭載しているフォントの種類など、パソコンごとに異なっています。
そのため、お客さまで作成したデータを当社で開いたとき、「レイアウトが崩れる」「希望のフォントが表示されない」「文字化けする」などのトラブルが発生する場合があります。お客さまの制作環境と、当社のパソコン環境に違いがあるためです。
PDF形式で保存されたデータは異なった環境のパソコンで開いても、同じように表示されます。PDFファイルを印刷に使用する場合は、保存形式やフォントの埋め込み、画像解像度などの設定を適切に行う必要はありますが、WordやIllustratorなどのソフトウェアでそのまま保存した場合と比較して、体裁の崩れや文字化けなどのリスクが大幅に低減されます。
※ただし、すべてのPDFファイルの出力を保証するものではありません。納品前サンプルのチェックにより、トラブルを回避することが前提となります。
PDF形式にしたデータは、1ページずつや章ごとではなく、できるだけ1つのファイルに結合(バインド)して入稿してください。空白がある場合は、空白ページも含めて作成してください。やむを得ずファイルを分割する場合は、ファイル名に枝番を付けるなどして、ページの順番が分かるようして入稿してください。
※ファイル数が10個以上になる場合、ページ順が不明な場合は、編集費が必要となります。
データ作成時の注意点
本文

本文は、見開きではなく、単ページ(1ページ)にして入稿してください。
※見開きで作成されたデータで入稿される場合は、編集料金が必要となることがあります。
切れて困る画像や文字は、仕上がり位置より内側に入れて、塗り足しを付けてください。
無線綴じ
ノドから10mmまでは本が開きにくく、見えにくい部分になります。
文字や絵柄など、見えにくくなると困る文字は、10mmより内側に入れてください。
糸かがり綴じ
糸かがり綴じは、ノドまでしっかり開きますが、本が壊れないようにするために、ノドから数ミリの部分に白いマスクを入れることがあります。見開きの絵柄等でお作りいただいた際、白いマスクが見える場合があります。
データ入稿前のチェック項目
- ドキュメントのサイズを仕上がりサイズに指定していますか
- 切れて困る画像や文字は、紙面の端から10mm内側に配置されていますか
- 画像解像度は適切ですか
- Word、Excel、PowerPointをPDF形式で保存した場合、フォントの埋め込みはされていますか
表紙
- 印刷用トンボは付けられていますか
- 塗り足しの処理は適切ですか
表紙:紙面全体に印刷(フチなし印刷)する場合
- 背景は大きめに作ってありますか
本文:紙面全体に印刷(フチなし印刷)する場合
- 印刷用トンボは付けられていますか
- 塗り足しの処理は適切ですか
※紙面全体に印刷しない場合は、トンボと塗り足しは不要です
データ作成上のお願い
本文ページはできるだけ単ページで作成してください
本文は、見開きではなく、単ページ(1ページ)で作成して入稿してください。
※見開きで作成されたデータで入稿される場合は、編集料金が必要となることがあります。
PDF形式の入稿データは1つのファイルに結合(バインド)してください
PDF形式にしたデータは、1ページずつや章ごとではなく、できるだけ1つのファイルに結合(バインド)して入稿してください。
白紙ページを挿入する場合は、白紙ページも含めて作成してください。
やむを得ずファイルを分割する場合は、ファイル名に枝番を付けるなどして、ページの順番が分かるようして入稿してください。
※ファイル数が10個以上になる場合、ページ順が不明な場合は、編集費が必要となります。
各アプリケーションでのデータ作成方法
Illustrator、Photoshop、Office系など、各アプリケーションでのデータ作成方法、PDF形式での保存方法は「データ作成/入稿方法」をご覧ください。
初心者もあんしん「データ編集サービス」
お客さまご自身でデータ編集をすることが困難な場合は、当社で代行することも可能です。
下記のデータ編集サービスから必要に応じてお選びください。
データ編集でお困りではないですか
上記サービスにない内容でも、データ編集を承ります。
ご希望のデータ編集内容を「その他ご質問・ご要望」にご記入ください。別途見積します。
(例)
- 塗り足し作成
-
サイズの拡大/縮小
※元データと仕上がりサイズの縦横比率が違う場合、切れる部分や余白が出ることもあります - 製本方法に合わせた配置
- 余白の統一 など